2005.08.09 Tuesday

Aviemoreにて

Invernessからちょっと南に向かった所が次の宿泊地。当初の予定では3泊の筈だったが、予定を色々変えたために2泊にした。金・土曜日の宿で余り大きくない町では、宿は探しにくい。Invernessで前々日に探して貰った。2人用の部屋でもシングル扱いしてくれる所を当たってくれた。中心部から歩いて約20分、ちょっと高めになるけど泊めてくれる所が見つかった。シャワー・トイレ付きのダブルの部屋と聞いていたが、中に入ったらツインベッド、2段ベッド、そしてベビーベッド1つがあるファミリー・ルームだった。聞き間違いらしい。窓の外は牧場と森が広がり、馬と羊が放牧され、兎が走り回り、それを追いかけている犬犬もいた。のんびりした雰囲気である。
ここでの目的はBritain島最高地にある鉄道に乗るためである。鉄道マニアではないが、以前からガイド・ブックで見かけて気になっていたのである。駅までバスのサービスがあると書いてあったので、アクセスも問題なかった。ここにはもう1つ蒸気機関車が走っている。こちらの駅は普通のAviemore駅に隣接していたが、時間が合わないので近くから写真を撮って終わりにした。
高原鉄道(?)はBritain島で6番目に高いCairn Goamの山腹に作られている。ケーブル・カーみたいなもので駅は始発と終点の2つのみ。昼間に30分に1本の割で運行されている。上の駅に着いたら、そのままExhibitionに入ってしまった。駅内の建物にある。順に階段を上っていくと、売店、展望テラス、レストランを巡ることになる。展望テラスに出たら、雲の中霧になっていた。列車に乗っていた時は晴れていたのに。一向に雲が消える気配がなかった。その後、外に出ようとしたら、出口が見つからない。あるのは非常口だけ。外で歩いている人は見かけるのに。他の人が係の人に聞いていたのを耳聞き耳を立てるにしたが、この建物からは外に出ることは出来ないと。外を見たいならテラスに行けと言うことだった。外で歩いていた人達は、自力で登ってきたハイカー達らしかった。全く面白くない状況だった。せめて雲がとれていればと少しねばったが、更に悪くなり、雨が降り出していた。ポストがあり、Britain島最高地のポスト、ということで絵葉書を自分宛に出したが、着いた葉書を見たら、そんなに特別な消印ではなかった。失望の連続である。
Cairn Goam鉄道    Cairn Goam山頂までのパスからの眺め
そんな状況だったので、予定より早めに下った。上の駅のすぐ側にあるトンネルを抜けると、雲はなかった。下に着いて、すぐにバスに乗らずに、下の駅の回りを彷徨いた。裏手にロック・ガーデンがあり、高山植物植物が植えてあった。その側を列車が通るので、撮影には良かった。このお庭で思いもしなかったミッジの攻撃を受けた。慌てて虫よけを塗ったが、顔を数ヶ所やられ、帰国後もその後がかゆかった。困ったものである。
ロック・ガーデンの横に、登りのパスを見つけた。ちょっとだけのつもりが、ずっと先に続いていて山腹をどんどん登っていった。これがCairn Goam山頂まで続くパスであった。そんな準備はしていないし、頂上は雲曇りの中で何も見えないので、途中で引き返した。引き返し点で岩の上で休憩し、おやつを食べていたら、下りの人達が声を掛けていった。眺めは良かった。
ロック・ガーデンの向こうにもパスがあったので、そちらも行ってみた。別の山に続く道らしい。あちこちにパスが見えたので、この辺りはハイカー達に人気がある所らしい。この辺りは冬になると雪がたっぷり積もる。そして、スキー場スキーとなる。リフトもたくさん作られている。先の鉄道は冬も営業していて、スキーヤー達を乗せている。その時は上の駅から外に出ることが出来るようだが。
Aviemoreの町の回りにも散策できる所が多いのだが、戻った時は疲れて、その気にならなかった。ただ、前日に町中にあるストーン・サークルは訪ねていた。回りは住宅である。案内もちゃんとあった。
Aviemore町中のストーン・サークル
この町は川沿いに蒸留所があることで知られるSpey川に沿って出来ているが、この辺りのSpey川は余り散策などには向いていないようである。

2005.08.09 Tuesday

Invernessにて(3)

日にちは前に戻るがInverness到着の日の午後はCaledonian運河沿いを歩いた。最初に訪れた時、ミニバスバス・ツアーで川と運河の分岐点をちょっと眺めたが、その日の夕方そこに行ってみることにした。ところが、あまりに遠いので途中で引き返した。2回目に訪れた時は、前回の悔しさから、レンタサイクルをしてそこまで行ったことがあった。今回は時間もあるし他に当てもないので、また歩いて行ってみることにした。
時間はあるとはいえ、やっぱり遠かった。いくら進んでも右手は運河、左手は木々の壁、前方は遠くに見える山裾である。たまに運河を船船が通りはするが、一向に目的地が見えない。やっと、船溜まりが見えた時には歩き始めて2時間近く経っていた。分岐点の前にはlockが1つある。このlockは2回目の時Ness湖クルーズで通過したことがある。その時、鴨鳥が一緒に入っていたことを話したら、何故か受けていた。自分で飛べるのに、と言うことらしいが、(律儀に撮っていた)写真を見たら親子だったので、子供達のために入っていたらしい。
分岐点はそのすぐ先にあったが、水量が少ないのか、水が川に流れ落ちているポイントは遠くに見えた。そこまではあまりに危険なので進むことは出来なかった。その先にはDochfour湖という小さな湖があり、その向こうにNess湖がある。分岐点を眺めた後、lockまで戻り、船が進む様子を眺めていた。帰りはバスに乗ろうと対岸に渡って、側を通っている道路に出て行った。対岸へ渡るのはlockの門の上に設けてある通路を使う。門の開閉時以外は通行は自由である。バスはInverness-Fort William間のコーチバスがある。この時刻表をたまたま翌々日のために取ってきていたので役に立った。バス停が近くにあるか不明だったので早めに道路に出たら、すぐに見つかった。時間までは十分にあったので、バス停で休憩。
Ness川(左)とCaledonian運河(右)    Ness川とCaledonian運河の分岐点
ところで、運河沿いには必ず側にパスがある(と言っても、Caledonian運河の大半は湖なので、必ずしもあるわけではないが)。これは散策のために作られたわけではない。昔は船を馬馬が引いていた。その馬のための道である。今は勿論、エンジンで動いているので馬は必要なくなったが、道はそのまま残されて、今度は人間(+犬犬)が使っている。チャリ自転車もOK。たまに乗馬を楽しんでいる人もいるかも知れないが、あくまで人間の力による移動のみが許されている。散策を楽しむためかどうかは知らないが、この運河専用の地図も作られている。
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