2006.07.02 Sunday

旅行記5日目:Guernsey島、先史時代の遺跡を求めて

地図やガイドを見ていると、この島にも先史時代の遺跡があることが分かった。地図は無料の絵地図しか手に入らなかったため、詳しい位置が分かりにくかった。よく買っている詳細地図をPooleで見かけたものの、島内で手に入ると思い買わなかったら、ツーリスト・インフォメーションにさえなかったのだ。この絵地図にはバスバスの路線が書いてあったのであらかじめ時刻表を確かめることが出来た。行きたい所は日曜日でも十分な本数が動いていた。

バスは1回50ペンス、この時のレートで言うと120円くらいになる。10回の回数カードは3.50ポンド。7回乗れば見合う額、最低8回乗ればお得なのだが、そんな回数乗ることはなかった。が、どういう物か見たかったので、乗車時に運転手に聞いてみた。時刻表には運転手からも買えるとあったが、キオスクでと言われ、見合わない回数なので50ペンス払って、行き先を告げてそのまま乗った。私はこの金額は安い方だと思うのだが、ドイツ人と話した時、ドイツの方が安いと言っていた。日本は何でも高いから…

小さなドルメン島の北側に2つの遺跡があるとあった。どちらもゴルフゴルフコースの間にあるとなっていた。そこで最初の所に行ってみると、ゴルフのグリーンと茂みの間を彷徨いて分からなくなってしまった。通りかかったゴルファーが教えてくれ、その方向に行ってみると小さいドルメンがあった。良かった…と思って写真を撮りも下にぐってみたりしていた。実はこれが全く違うもので、教えてくれたおじさんは海辺の側にあるようなことを言っていた。それをすっかり抜かし、海辺に出るまでにこのドルメンを見つけたものだから、勘違いしてしまっていた(ネットで見ていた時に気付いた)。別のゴルファーに不信がられて、慌てて立ち去った。ネットでゴルフ場の航空写真を見たら、中を通らずに海に続く道を行った方が良かったようだ。近くまで行ったのに…悔しい!

Les Vardes次の遺跡は5mはある記念碑の辺りだった。この記念碑が長い石(7mはあった)を建てたようなものなので、それ?と思いつつ近づいて眺めていると"2000"という数字が刻み込まれていた。全く違うものだが、すぐ側に目的の塚を発見。今度は正しいもので、入口にも説明書きがあった。石室も大きく、大人でも十分に立てるものであった。入口は低くなっていることを忘れて、出る時に頭を打ってしまったびっくり。満足〜嬉しいグッド! ついでに石室の上まで登っていた。ここから先は自己責任で注意とあった。天井石が空いている所があって足を滑らせる危険があったのだ。

この2つを見た後海岸を歩いた。このあたりには円塔のタワー(合計8個)があった。そして岬ごとに砦もあった(どちらも入場不可)。これらの建物は第2次対戦時にドイツ軍に占領されていた時の名残らしい。これも遺跡の印が付いていたが、3つ目の遺跡を探していた時、その説明をよく読むとこのタワーのことだった。興味が湧かなかったので、旗が立っているタワーを撮影して終わった(もっとも、高い所から景色を写した際に沢山写っていると思うが)。

Le Trépied Tomb次に西海岸の南に向かった。こちらにもバス停2つ位をおいて遺跡があるとあった。手前の方で降ろしてもらった。歩道もない2車線ギリギリの幅の道路を歩くが、それらしい案内がない。登りのパスらしき所に"Natural Trust"の立て札が見えたので上がってみると、当たりだった。親子4人連れが先着していて、子供子供が石室の中に潜り込んでいる。大人は屈み込まないと入ることが出来ない高さであった。細長く石が並べられて、天井石が残っている状態。その上には先程みたいに盛り土は被さっていないものであった。先の方にパスがあったので、そちらに降りていくと、その入口に案内があった。最初の入口を見逃しても、こちらから見つけることが出来た訳だ。ちなみに、他の訪問者は皆案内がある方から上がってきていた(裏から入るのは私くらいか…)。

Le Creux es Faies次の遺跡まで、海岸を歩き、一通を逆に入っていった(歩きは逆でもOK)。駐車場に出た所でこの辺りと振り向くと塚らしきものがあった。回り込むと入口があった。こちらは更に大きい石室で、入口は(私の身長で)頭を打つこともない大きさだった。中でデジカメで写真を撮っていたら、突然何も反応しなくなった。画像は表示されているが、どのボタンを押しても全く反応がない。電源も切れないのである。慌てて外へ出て、暫くいじっていると電源が切れた。再度電源を入れたら正常に動いた。もう一度中に入って写すとOKだった。これって、祟りおばけ!?

他にも遺跡はあるが、バスルートの都合上、この4つ(実際は3つ)で見終わることにした。最終バスまでに時間があったので、最後の遺跡の先にビューポイントがあり、大西洋を眺めながらしばらく休憩をしていた。その先には小島があり、干潮の時のみ道が出来るが、干潮時にもかかわらず、余り道が出きっていなかった。もっと干上がらないと道が出来ないらしい。

バスは島をほぼ一周するルートであり、時計回りと逆回りがある。私は逆回りで進み、遺跡を見て回るついでに島を一周してきた。
参考までに遺跡の写真と説明があるサイトを見つけたので挙げておく。ちなみに私が見逃した悲しいのは一番下にある写真のもの。

Guernsey Ancient Monuments

お天気は晴れ晴れ、湿気は少ないが日本の夏を思わせる暑さだ。泳ぎ水泳たいくらい。
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