2006.07.08 Saturday

旅行記11日目:Jersey島St Helier巡り

島内には中心の町St Helierから離れた所にいくつかの名所があった。その中には先史時代の遺跡もあった。
朝、ツーリスト・インフォメーションへ行って、更に資料となるものを探すと、この名所を結ぶEasyLinkというバスがある。路線バスとは別である。路線バスを使おうと思ったのだが、時刻表が有料だったので、買わなかった。バス停に行けばそれぞれの路線に時刻が書いてあった。また、どの路線かというのは絵地図(無料)にあったから不便はない。そのEasyLinkは土曜日がお休み。つまり、本日休業だったのである。そこで、町中にあるお城と博物館を見に行くことにした。

Elizabeth城先ず、港へ行って、フェリーの予約をした。町中にいる時しかできないからである。そして、町へ戻らずに、近くにある公園を通って海に出た。昨日とは別の方角である。その沖にあるのがElizabeth城である。干潮の時刻も調べていた。11:20ということで、丁度潮が引いて道が出来ていた。早速向かった。結構長い道である。
お城は細長くて、見て回っている内に、いつの間にか先の方まで歩いていた。門を潜ったり、見張り台から回りの海を眺めることが出来る。ここもドイツ軍の砲台があった所だ。奥には大きい塔があった。そこから賑やかな声が聞こえる。訪問者が多いのかと、上がってみると、結婚披露パーティが行われていた。パーティには入ることは出来ないが、塔の屋上に上るのは勿論可能である。満潮時のElizabeth城お城は近代になって更に拡張され、その先にある岩の間に埠頭を作っていた。小さい門を通っていくのだが、満潮時には注意とあった。途中には岩の上にチャペルがあった。先まで行ってみた。単に海があっただけだったが。そして、広い中庭にある資料館を覗いていた。この時、12時を知らせる大砲の音が聞こえた。見学可能で、このお城の名物行事なのだが、間に合わなかった。そして、珍しくカフェで昼食を取り、記念品を物色して、お城の外を見た。道がなくなっていた。潮が上がって水没したのである。水陸両用船このために、水陸両用の船がお城と海岸を往復している。潮が上がっている時は、車が付いているので道の横の砂地を走るのである。また、上下船時も陸に上がる。船が来たので乗り場に並ぶと、人数を数えている。何も言われないので、乗れるらしい。私の後ろに並ぼうとした人は断られていた。私が定員最後の人間だったのである。片道3.30ポンドと高いが、水深も深くて歩けないし、潮が引くまでは数時間もあるので、乗るしかない。10分くらいで岸に着いた。

次に向かったのがJersey博物館。着いた日に場所が分かったのでそちらに向かうと裏口らしい。表を探すと、建物は確認できたが、入口が見つからない。よく見ると、レストランの奥にある。博物館併設のレストランでもなさそうだが、通り抜けるのはかまわないらしい。
最初の部屋はJersey出身のモデル(と思ったけど)の所持品の展示。2階へ上がると、先史時代から現代の島の歴史を様々な展示物で物語っていた。島内は英語が通じるがノーマン・フレンチが今でも話されているとか。しかし、次第に変わってきているとかで、古い時代の言葉の音を歌(童歌みたいだった)で流していた。町中でも、余り英語が聞こえなかった。フランスからの観光客も多いので、あれがノーマン・フレンチかは定かでない。3階は色々なコレクション。目を引いたのは日本の鎧甲。何故?こんなのが…説明に横浜から持ち帰られたとあった。貿易商のコレクションだったらしい。その上は嘗ての名士の館を再現していた。子供部屋から女中部屋まであった。
売店は島に関する本読書がたくさんあった。学校からの推薦本も置いているらしい。そして、島の縮尺地図を手に入れた。歩き回る時使うためである。出る時、先程のレストランの通路だった所に、大きなテーブルがセットしてあった。入るのに躊躇しそうな位置。この後の入場がないから良いのかも知れないが。

海洋博物館ここで午後4時過ぎたが、急いでいけば近くの海洋博物館に間に合う。Jersey Occupation Tapestryが併設されて、入場券はどちらも見ることが出来るようになっていた。その分高め。片方だけで良かったのに…"late time"の割引もないし。ここの海洋博物館はあちこちに科学シミュレーションの仕掛けがあって、結構遊ぶことが出来る。時間がないのでほどほどに操作した。大部屋に移ると大きな地球儀がある。地球儀自体は回らないが、船などが動く仕掛けがあった。結構面白かった。チケット代が勿体ないので、Occupation Tapestryも見学した。こちらは第2次大戦のドイツ軍の占領から解放までの絵をタペストリーに織り込んでいるものである。実際の写真も側にあり、その街の様子を忠実に織り込んであった。

St Andrew's Parkの2つのドルメン閉館時刻(夕方5時)ギリギリに出て、表のベンチで休憩。手に入れた地図を眺めると、そんなに遠くない所に先史時代の遺跡がある。海辺の遊歩道を郵便局を目印に歩いた。郵便局は見つからなかったが、曲がり角が分かった。そこにはFirst Towerと記された、砲台跡があった。この道で良いはずと進んだ。やっと家並みが途切れた所に公園があり、この中にあるはずと入った。公園はSt Andrew's Parkらしい。これは観光ガイドの中にドルメンがあると書いてあった公園ではないか? 絵地図や縮尺地図でこの公園を探しても見つからなかったのである。ドルメンは2つある。ストーン・サークルの中央にドルメンがあるものと2列の一部に天井石がかぶっているものである。説明書きもある。石がやけに赤い。回りに柵があって近づくことは出来ないが、2周してじっくり見た。通りがかりの人も見ていく。親子連れの子供が2列のドルメンを見て、”線路みたい”と言っていた。親は笑っていたが、その発想、結構良いかも知れない。
満足して、入った所とは別の所から出た。近そうだったから。そんなに歩かない内にFirst Towerに出た。メチャクチャ近かった。

お天気は晴れ、日焼けが進んだ。
| top |

Page Top

Calender

<< July 2006 >>
SunMonTueWedThuFriSat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

Recent Comment

Recent Trackback

Archives

QR Code