2008.01.02 Wednesday

映画:ONCEダブリンの街角で

去年日本アイルランド協会の公開講座でこの映画映画のことを聞いた時から気になっていたので見てきた。 現在は1日1回の上映で、サービス・デーの水曜日に行けるのが今日しかなかった。お正月休み、小さい映画館なのでさすがに満席だった。私が到着した時は既に立ち見の状態。もう少し早く行っていれば良かったようだ。後で来た人も今日しかないのでみんな我慢して立っていた。

全編に流れるほぼオリジナルの曲が心和むような雰囲気だった。ストーリーは音楽を通じて出会う男女が人生で短期間にふれあう時を描いている。最後にはこの2人は結ばれるというよくある話でもなく、かといって悲しい別れでもない。東欧からの移民という社会的背景があるが、悲惨でもない。派手なアクションもなく物が壊されることもなく、ただただ物語が進んでいく。そこいらにいる人たちがそのまま出演しているような雰囲気であったグッド
エンド・ロールに席を立った人は1人という珍しい光景でもあった。

そこでただ一つ気になったのが、主人公のミュージシャンが音楽で成功するためにロンドンに行くということである。何でダブリンではだめなの?ロンドンには別れたガールフレンドがいるということもあるらしいが。UKミュージックがアイルランドのミュージシャンも取り込んでいることも事実だが、フォークをベースに聞いている私にとってはわざわざロンドンに行くこともないだろうに、と思ってしまう。

画面に映し出されるあちこちの風景は実に懐かしかった。映画ではお天気はよくなかったがKillineyからの景色は特に。あの景色を見るためにわざわざ行ったのだから。また行きたくなるような光景だった。

 

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