2008.07.12 Saturday

旅行:第15日目〜Mingulay

お天気は晴れ晴れ

今回の最大イベントの2つ目、Mingulay島へのクルーズができた。最近”Mingulay Boat Song”の人気からクルーズにも人気が出てきたとか。私もこの歌のおかげでこの島を知ることになり、Colin Baxterの写真でもその島の様子を見て行きたくなっていたのである。 朝食パンを取っている時宿へ電話がかかってきた。”今日Mingulayに行けるわよ”とのおばさんの話グッド。11時半にCastlebayの港へ行くようにと言われた。帰りのこともPickup云々といわれたがあまり理解できなかった。

Castlebay行きのバスバスは9時40分過ぎだが、嬉しくなって早めに宿を出てしばらく歩いた。良いお天気である。途中でバスに乗り10時少し前にCastlebayについた。ちょうど10時発のMingulayクルーズが出発していた。1時間半もあるのでその辺りを彷徨いた後、近くの石垣の上で友達に葉書を書いていた。その時顔を上げるとSouth Uistの墓地で会ったキャンピングカーが通っていった。これで3回目である。向こうも私に気づいて手を振った。
時間が来たので船着き場に戻ったが、ボートはなく港のどこにもクルーズが出る気配がない。場所は間違っていないはず。4人程近くにいたが、他の客?ともはっきり分からない。かなり待った頃に港口からボートがやってくるのが見えた。それと共に数人が船着き場に集まってきた。このクルーズ、10時発と同じ船。一旦Mingulayに客を降ろして、第2陣を迎えに戻ってくるようになっていた。私もちゃんと人数に入っていて、無事に参加することができた。言われた時刻の50分後の12時20分出発であった。

Berneray(Bearnaraigh)ボートは一路Mingulayへ。右手にはずっと陸地が見えている。なので、St.Kildaの時のように船酔いの心配もなかった。Mingulayに到着…すぐには上陸しなかった。通り過ぎて南側のOuter Hebrides諸島最南端のBerneray島(North Uist島に地続きの島と英語では同じスペルになっているがゲール語表記はこちらがBearnaraigh、North UistMingulay Gunamuil(West Cliff) from boatの方がBeárnaraighまたはBhearnaraighと若干変えていることがある)との間を通り西側に向かった。島の西側は切り立った崖で、波も荒かった。その崖に水鳥たちのコロニーがあった。ボートは崖の間の入り江まで進んでそこでしばらくゆらゆら。手すりを持っていないと危ない。離れる頃にアザラシも見えた。そして、再びBerneray島の間を通って東側へ出た。

Mingulay Dunes東側にはこの島唯一の砂浜が広がっていて数年前まで人が住んでいた。教会が学校はまだ建物の一部が残っていた。この砂浜を通り過ぎるので上陸は無し?と思ったら、その端の辺りで止まった。近くにゴムボートが止めてあり、2回に分かれて上陸する。船着き場はないので、近くの岩場に上陸する。その岩場はかなり急。あんな所を登るの?と。私はそこで足が上がらなかった。情けない…先に登っていた男性が引き上げてくれ無事に上陸。帰りはどうするのだろう?と心配だったが、まず上陸を楽しむことに。下の砂浜を見ると第1陣の数人が水泳泳いでいた。そんなに良いお天気だったのである。

Mingulay Bagh na h-Aoineig from West Cliff上陸した岩場の上あたりにはパフィンや他の水鳥がいた。適当に歩いた後、砂浜を眺めながら岩の上で休憩。そして西側の崖の上に向かった。パスはあるようでない。どうでも歩いて良いらしいが、たまにズボっとはまりそうになった。西側の海が見えた所で、かなり高くなっているため北側のVatersay島までの島々や岩礁も見えてきた。そこから南の崖を目指した。Mingulay Bual na Creige一番高い所を目指したが、思ったより遠かったので途中までにした。向かう途中で、テリトリーに入ったのかハヤブサらしき鳥におそわれかけた。雛鳥がいたのかも知れない。Bual na Creigeという崖のあたりがMingulayに最も海が食い込んでいる所である。その裂け目を回るようにして歩いた。少し登った所で引き返した。そこからの眺めは実に良かった。Vatersay and Pabbay from Mingulay集合は5時なので、もう少し時間はあったが、あの砂浜に降り立ちたいという気持ちから少し早めに降りた。小川沿いのパスを降りた。しかしまた途中でパスが消えた。その先には野生のアイリスが群生していた。その群生を避けるように何度か小川を越えて、やっと砂浜に出る道を見つけた。砂浜には人間と鳥の足跡が入り交じっていた。波打ち際まで進んだが、さすがに泳ぎたい気分にはならなかった。

やがて集合時間が近づき、岩場に戻った。しかし、ボートはまだ戻ってきていない。Seals at Mingulay Bay岩場に座って海を眺めていると近くに何か動いている。アザラシが3頭くらい顔を出していた。離れた所にも2頭くらいいた。お見送りみたいだ。顔を出しては潜り、としばらく私たちを楽しませてくれた。ボートが戻ってきた時、船長が”アザラシを見たか?”と聞いてきた。何人かは見逃したらしい。あんなに長くいたのに…岩場からボートに移る時は、上陸時の岩場より平坦な所に移り、手助けもなく乗り移ることができた。帰りにお手製のDVDを欲しい人に配り、代金は思う金額お金をドネーション・ボックスに入れてくれと。最初にあまり入れていなかったので、申し訳なく、後で追加した。お札も入れていた人もいた。

宿へ帰る最終バスは4時半。その頃はまだMingulayにいたので、どうやっても間に合わない。Castlebayに戻ると船長が宿まで車で連れて行ってくれるという。宿のおばさんがpickup云々言っていたのがこのことだ。船を係留するためにしばらく待って、車に乗った。うまく会話はできなかったが、日本には東京と長崎に行ったことがあると。何故長崎?私はそこで生まれ育ったとちょっとだけ話をしていた。

 

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