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旅行：第18日目〜North Uist島Lochmaddyへ

お天気は晴れ、時々雨

Outer Hebrides最後の宿泊地はNorth Uist島Lochmaddyである。前回、ここでもひどいお天気になり、殆ど見ることができなかったため、ここもゆったりした日程にした。やはり連泊のため高い宿泊費になったが、出発前に確保したので宿を取るための時間が省けた。Barra島から諸島の2つのメインの島を通って一気に移動するためバス-フェリー-バス-バスの乗り継ぎになった。 朝はまずCastlebayへ。時刻表を見ると10時35分Castlebay発がフェリー乗り場へ行くバスである。宿の前はいつ頃着くのか見ていたら、これが西回りで、宿の前は通らない。その前後も宿の前を通るバスはフェリー乗り場には行かないルートである。そのため一旦Castlebayへ行き、そのバスへ乗ることになる。幸い宿の前を通るバスで乗り継ぎができるようになっていた。前の日にこれでCastlebayはお終いと思ったのに、まだ30分程過ごすことになった。

30分だが、ちょっとしたことができると再びCalMacのオフィスに荷物を置いて記念品を物色したりしていた。時間になる頃にバス停にいると、カップルの男性が声をかけてきた。”今度はどこへ行くの？”と。変わった質問と思ったら続けて”South Uistで会った。キャンピング・カーに乗っている”と言ってくれた。これで会うのは4回目。乗っている人の顔は良く覚えていなかった。この後の向かう方向は違うので会うことはないはずだが、ちょっとした出来事であった。

いつもになくバスは混んでいたが乗ることはできた。少々遅れ気味だったのでフェリーに間に合うか心配だったが、何とか車の乗船中に着いた。ここでバスを降りる客は私を含めて2人。バスの乗客の割に少ない。みんな空港へ行くのだろう…乗船中にはお天気は行きよりも良かったので回りの島々の様子を眺めていた。空港も見えていた。そんなに離れていないので、景色を眺めている内にEriskay島に着いた。そして既に待っていたPB（ポスト・バス）へ。このバスで良いのか確かめない内に荷物を乗せられたのでそのまま乗った。しかし、一旦フェリーにこのバスが乗り込んだ。子連れのお母さんが荷物と小さい子供を連れてフェリーを下りるのが大変なので双方が計らってくれたのである。他に2組の乗客がいた。親子はすぐ近くの坂の上で降りた。

Eriskay島を出てすぐ、工事中で10分以上はあったと思う、しばらく停車していた。やっと通行可能になったが、2組の乗客をそれぞれ希望の所に行き降ろした。これで更に遅れたように思う。最後に残った私にやっと行き先を運転手が聞いてきた。Dalibrughで乗り換えだが、そのジャンクションは通過しLochboisdaleの郵便局まで。遅れて乗り換えのHebridian Coachに間に合わなかったのである。フェリー乗り場でPBに乗ったのが間違いかと時刻表を確認したが、正しかった。程なく運転手が戻ってきて説明してくれた。乗り換えには遅れたので、このまま乗ってBenbeculaの空港近くのBalivanich郵便局へ行きLochmaddy行きのPBに乗り換えることができると。私としては今日中にLochmaddyに着くなら問題ない。

途中、あちこちに立っている投函物を回収しながら進んでいった。いつも本当に届くのかと思いながら投函していたが、郵便屋さんはちゃんと集めてくれているのね、と感謝した。そしてあの単眼鏡を落としたと思われるOrmiclate Castleの前も通った。じっと目をこらしたが、落とし物は見えなかった。その後田舎道の真ん中で女の子が手を一杯広げてPBを止めた。何もそんなにしなくても止まってくれるのに…娘2人と母親が乗ってきた。彼らは終点の少し前で降りたが、その時は土砂降りだった。それもしばらくすると上がり、晴れてきた。こんなお天気が今日は続いていた。乗り換えのBalivanichでは少し時間があったので近くのレストランでお昼を取った。降りる時に、同じPBなので通し料金で安くなるようにチケットを書いてくれ、更に次のPBにも連絡をしてくれた。

昼食から戻ると既に次のPBは待っていた。老婦人をすぐ近くで乗せ、Benbecula島内で降ろした後は私一人でLochmaddyまで。終点近くでどこに行くのか聞かれ、宿を言ったら道の向こう側に見えている所だと。そういって宿の駐車場まで連れて行ってくれた。ポスト・バスはこんなサービスありだ。宿の人が日本語で挨拶をしながら出迎えてくれた。さすが高いだけあって立派で綺麗だった。奥さんが色々説明してくれ、どこを予定しているか聞いてきた。あまり決めてはいなかったがストーン・サークルと塚がある所をどのバスでどこで降りればいいかを聞いた。Berneray島も良いと教えてくれた。翌朝の朝食のメニューをチェックした時、ベジタリアン・ソーセージもあるとのことで、Barra島の朝食（卵だけ）に比べると遙かに良い。
その後懐かしくなってしばらく港近くまで歩き、既に閉まってはいるがツーリスト・インフォメーションで窓に張られている情報を見て、宿の近くのホテルで珍しく夕食を取った。しかし、油濃くて口にやっと押し込んで食べていた。外食は失敗らしい。このホテルと宿は前回にはなく、かなり最近に出来たらしい。あまり変わらない所だが、12年もする建物が増えている。ここもちょっとずつ変わっているようだ。