2008.07.16 Wednesday

旅行:第19日目〜Langaisの遺跡とTaigh Chearsabhagh

お天気は晴れ晴れ、曇り曇り、雨雨

前回の存在を知りながら訪れることが出来なかった塚(Cairn)とストーン・サークルへ。お天気は少々のことなら大丈夫と。ここは半日でいけるはずなので、後は私のHPの名前を取ったTaigh Chearsabhaghへ。でも、まず向かったのはツーリスト・インフォメーションだ。 次に訪れるSkye島のPortreeの宿が中途半端な連絡で旅行に突入してしまい確保できていない。現地の方が取りやすいと思いツーリスト・インフォメーションへ行って取ってもらうことに。しかし4泊は取りにくいだろうと、2泊ずつになっても良いと係に言った。時間がかかりそうだからとお茶でも飲んでこないかと言われたので、まだLochmaddyにはいるので、明日にでも来ると言い残し、バス停に向かった。

バスに乗る時にいつもは地図か時刻表で行き先を告げるが宿の人に名前を聞いていたので口で言った。ところがちょっと違ったらしく、乗客のおばさんが訂正してくれた。Langaisだが”ランゲス(ランゲイス?)”と読むと。運転手はそこで車を一旦止めて、Langaisのどこに行くのか聞いた。Lodgeもあるのでちょっとだけ場所が違うためらしい。先ずChembered Cairnへ、といったらここで良いと。そこは駐車場の入口にもなっていてその先にパスが続いている。パスの入口に説明板があった。  Chembered Cairn at Langais, North Uist
塚は丘の中腹に見えていた。近づいて回りを2周くらいした。上側に石室(写真中央にあるヒースの下の黒い部分)があるが小さい。中を覗き込むが奥が見えない。中に入るにはかなり無理がある。体ぎりぎりの大きさで、潜り込んだとしても崩れ落ちるかも知れない。ペンライトを持っていたが役に立たない。何とかストロボを使ってデジカメで確かめたが、途中までしか分からなかった。これ以上仕方ないと諦めた。

South view from Langais Hill先客が数名いた。皆塚の上方の丘(90m)に登っていた。私も習って登った。パスがあるようだがハッキリ見えない。所々泥濘には板(橋?)が渡してあった。頂上は風が更にきつかったが、OSBM(頂上にある測量記録碑)を風除けにして休憩した。その方向が東側の景色で、左手にはSouth LeeとNorht Lee、島の最高峰Eval(347m)が見える。その手前には入り組んだ入り江が見えた。遠くにはLochmaddyも見えたが、霞んでいてハッキリ見えない。次に訪れるすぐ近くのストーン・サークルは塚に戻らずにこの頂上から先に進むと辿り着けるのでは?と思い丘を越えて下っていった。こちらはパスがはっきりしている。その途中、ドルメンらしき石があった。近づいてもう一度山と海を眺めると、そこからの景色が美しかった。雲がたまに切れるので日が差した所を写真に収めようと、その石の上に座って待った。なかなか日が差さない。30分くらい待ったが、これで精一杯という状況で写真を撮って降りた。

Finn's People - Stone Circle at Langais, North Uist
ストーン・サークルは予想通り丘を下った途中にあった。ヒースや草に埋もれた石もあるが、かなり完全に近い状態だった。それぞれの石に近づいた跡があり、ヒースの間を通って回った。ここでゆっくりとしていると、ウォーキングの集団が現れた。丘の上から遠くに見えていた人達らしい。牛か何か赤い物が立っているのかと思ったくらい離れた所で、少し経ってみると移動していたので人だと分かった。彼らはストーン・サークルを見に来たわけでもなさそうだった。
バスの時間には少々あったが幹線道路へ向かうことにした。手前にはロッジがあり、その中を抜けて車道へ出なければならない。わかりにくかった。幹線道路へ出て、近くの別の塚へいけないかと地図と実際の道路を歩いて確かめた。場所もはっきりせず、時間も無くなるようだったので諦めてロッジの案内の所でバスを待った。そして1台の車車が通りすぎたと思ったら戻ってきた。ロッジへの道を行き過ぎたのかと思ったら、乗っていかないかとのこと。老夫婦である。バスバスに遅れたわけでもないが、ここはお言葉に甘えて乗った。目的地はLochmaddyであるが、健康センター(?)までなのでここでも良いかと言われながら駐車場で降ろしてもらった。実は次の目的地がその裏のTaigh Chearsabhaghであるから、ぴったりの位置であった。

Taigh Chearsabhagh, Lochmaddyここは前回島の歴史、特に文化がよく分かった所で良かったのでもう一度訪れた。カフェもあるのでついでに昼食も取れる。そうやって入ったら、手前は売店でおみやげ物がずらり。郵便局もあるので切手を買い、展示室(有料)へ。ギャラリーだけで、歴史的な展示がない。別の部屋かと思い探したが、無い。面白くない。カフェで食事をしたが、あまりに全体が商業的すぎてがっかり。前回気に入ってここからHPの名前を頂戴したのに。でも、1つだけ良かったのは長年分からなかったここの読み方。”タイ・カーサヴァ”。Chearsabhaghはゲール語だが、この辺りの通りの名前で、英語表記はKersavaghである。宿の奥さんがその前に読んでくれたので、ゲール語と英語表記が結びついて、分かったのである。すっきりした。

その後、ツーリスト・インフォメーションへ行った。Portreeの宿の確認である。係のおばさん、20件近く電話をかけ続けたとのことで、やっと最初の3泊で取れたとのこと。やっぱり大変だったか…後は現地で取るのでこれ以上は不要だった。この後お天気が良くなったので島を一周するバスに乗ったらどうかといわれたが、回るだけであり、良いお天気も続くか心配だったので止めた。そして、お礼を言って出た。Hut of the Shadows - Camera Obscura at Sponish, Lochmaddy宿へ向かう途中でSponish Bridgeへ(前回、ここはSpanish Bridgeと思いこんでいた)。この先にちょっと面白い物があると宿の奥さんに教えてもらっていた。Camera Obsuraカメラだ。EdinburghやAberystwyth(Wales中西部)で見たことがあるが、こんな所にも?見ると塚のような石組みである。St.Kildaのstoreを思い出す。先に夫婦が入っていったので、出てくるのを待った。旦那さんが私に”どう説明したらいいものか…”と。説明に困る物らしい。中に入ると暗い。目が慣れるまで待って眺めた。穴にガラスが張ってある。その反対側の壁に景色が映っている。ぼやけているが、確かにCamera Obsuraである。この壁に映された景色はライブであり、回りの自然を観察するためらしい。でも、ぼやけてちゃんと観察できないではないか?仕組みが悪いわけでなく、外のファインダーが汚れているからだと思われた。外へ出てその位置に立って眺めると確かに写されていた景色であった。こういう物があちこちにあるらしい。面白くはあるが、これで1日観察をする気にはなれなかった。

そして宿に引き上げた。宿まで後10mという所で雨雨が降ってきた。なんでだ!

 

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