taigh's ownerのB-Blog

旅行：第22日目〜Berneray島

お天気は晴れ、時々雨

Outer Hebridesも最後の日。お天気はまずまずなので、宿の人に勧められたBerneray島へ。土曜日だが、バスは十分にあった。 出かけようとすると、ご主人が犬を散歩に連れて行く所だった。黒い犬が2匹いるのは知っていたが、その姿を見てびっくり。まるで熊だ　私の驚く顔を見て”Wild dogs”と。でも、何となくかわいい。

バスに乗るまで時間があったのでTaigh Chearsabhaghの側の海岸にちょっとした彫像があるので見に行った。一つは石で出来た魚である。背びれなど丁寧に造ってあった。もう一つはドームのような物。4分の1が削られた形で中は空洞らしい。干潮だったのでどちらも側で見ることが出来た。
　　　　

バスは終点のユースの所で降りた。他の人達は折り返してそのまま乗っていた。そこから島を半周ちょっとするつもりだった。まずは東側の海を眺めながら北へ向かう。いきなり白い砂浜を歩いた。潮が引いてきているので、岩礁も地続きになりつつあった。Sound of Harrisの青さが目立っていた。砂浜の端には3軒くらいの家があった。その辺りでは子供が砂遊びをしていた。
砂浜はこれで終わり。今度は北へ向かった。牧草地を抜けるパスがあるがよく分からない。柵の向こうにあるようだったので無理矢理飛び越えて進んだが、その柵は墓地の手前でなくなっていた。つまり、越えなくても良かったのである。墓地から北海岸へ出るパスがあるのも分からず、適当に進んだ所で岩だらけの北海岸を見る位置に着いた。そこにパスがあるとなっていたが見つからないようなので、丘の頂上を目指した。こちらにもパスがある。頂上は標準点の石碑が建っていたのでわかりやすかった。そこで休憩。北側を眺めると向こうはHarris島である。そして懐かしい（？）Leverburghも見ることが出来た。
そこから西海岸へ出るパスがあった。西海岸は砂浜がパスになっているようだ。そこまでのパスはまた消えていたが、目的地は見えていたので迷わなかった。西側は曇っている。とりあえず砂浜を進むが、途中で内陸への入口が見つからない。かなり歩いた頃、砂丘があまりに高くて入口を見つけるのを諦めた。その先にピクニックエリアがあるので、そちらへ進んだ。かなり遠回りである。ピクニックエリアからは駐車場に向かい、一般道を進むことが出来る。

内陸に向かうのは丘の頂上にあるスタンディング・ストーンに行くためである。パスが車道を横切っているように書いてあったが見つからなかった。川の側にあるはずだが…車の轍を見つけたので進んでみるとそこには別の川が横切っていた。何とか渡る所を見つけたが、パスは見つからない。いったいどこへ？目的地は分かっていたので適当に進んでやっと丘の頂上へ。近づいて片面を写真に撮り、別方向から見たら、なんと平たい。石版のような石だった（写真は同じ石）。
ここからの眺めも良い。特にLoch Bhuirghの砂浜が綺麗だった。その先にはCausewayが横たわっている。そこからパスがあったので進んだが、また見失った。そして柵に行き当たった。暫く柵沿いをウロウロした。そしてやっとスタイル（柵越え）を見つけた。その近くにはパスを示す標識があったが、はっきりしていない。柵を越えるとパスは道路まで続いていた。

道路に出て、Lochmaddyとは逆の方向へ歩き出した。バスはまだ2本ある。最終に乗るつもりだったのでゆっくり歩いていた。郵便局の手前で1本前のバスが来た。運転手は朝乗った人だったので、私に声をかけて乗るか？と聞いてきた。今日の最終目的地はまだだったので断った。ユースで折り返してきた時ももう一度聞かれたが、まだ着いていなかった。程なく目的地のシールズ・ポイントへ。ここでアザラシを見ることが出来るのである。うまくいけばカワウソも見ることが出来るらしい。最初はベンチに座っていたがかなり寒くなってきたが、何とか風除けを見つけて座っていた。アザラシは遠くに2〜3頭いた。カワウソは残念だった。あまりに寒くなってきたので最終バスには折り返す前に乗った。このバスはNorth Uistの幹線道路まで。そこで乗り換える。2日前のバスが待っていた。そして運転手も同じだった。向こうも覚えていた。宿も覚えていて、入口で降ろしてくれた。

楽しかったOuter Hebridesの旅がこれで終わった。