2008.07.21 Monday

旅行:第24日目〜The Old Man of Storr and Storr Lochs Power Station

お天気は晴れ晴れ、のち曇り曇り、雨雨、夜半は嵐雨強風

これで4回目となるSkye島の滞在である。これまでにずっと気になっていたThe Old Man of Storrに今度こそ行ってみようと思った。勿論、岩の頂上は無理である。その付け根まで行こうとした。駐車場の横にそこまでのパスの入口があることを前回確認していた。お天気はひどくないので決行した。今回大イベントの3つ目である。 朝は先ずツーリスト・インフォメーションへ。Portreeでの2つ目の宿を取るためである。1泊とはいえ、繁忙期なのでシングルはなかなか取れない。係がダブルで泊めてくれる所を探して取ってくれた。ついでに次の滞在地までのバスも予約した。その後銀行へ。トラベラーズ・チェックの換金お金だが、係の子がパスポートの番号を間違えて受理番号を書いていた。戻してもらい、正しいページを開いて渡した。写真があるだろうに。こんな子初めて。新人らしいが。その後郵便局とお手洗いをすませて、バスバスに乗った。往復切符である。

バスは駐車場の前で止まり、数人の人達と一緒に降りた。既に駐車場も満車。入口の説明板をゆっくり見て登った。The Old Man of Storr(1)森の中のパスで、少々ぬかるんでいるが、歩きやすかった。私の前には親子連れが歩いていた。既に登った人も降りてくる。以前登った友人は滑り落ちそうだったと行っていたが、この辺りはまだハイキング気分である。森を抜けると木々の間から目的の岩の上が見えた。そしてまた森の中へ。森の中から最後に抜けた時、目の前にこの奇岩が立っていた。ここまではかなり楽である。その先にゲートがあって、そこから急な登りになる。パスはちゃんとあるし、かなり大勢の人が登っているので間違えようはない。登っていると奇岩の付け根に人がいる。こちらから登ることは出来ないようだが…途中、ここから登れるの?と思って進んだがあまりの急斜面で辞めた。The Old Man of Storr(2)その先のパスまで進むと、左手に何となくパスがある。向こうは岩で遮られているようだが、進んでみた。狭いが通ることが出来る。そして向こうから人と犬犬がやってきた。そうして通り抜けると、奇岩の反対側に出た。ここでも付け根に向かうようなパスらしきものがあったが、やはり急。ここで疲れてきたので、奇岩を真正面(上写真)に見ることが出来る岩(左写真)まで進んで休憩した。そこから登りやすい?ルートを見つけた。皆そこから登っている。The Old Man of Storr(3)休憩後登った。リュックとカメラのバッグがあるので荷物が邪魔である。手をあちこちにつきながら四つん這いに近い状態で登った。付け根に到着。風が強い。かなりの人が登っているのにこの時は何故か私だけ。強い風に吹き飛ばされそうだが、他の人もそうなのか分からない。眺めはよいが、片側だけだ。上を見上げるが、ごつごつの岩がそびえているだけで、勿論頂上は見えない(右写真)。数人で来ている人達は登った証明に写真を撮ってもらっていた。こんな時、一人はつらいしょんぼり。この奇岩、登るのでなく眺めた方が良さそうだ。
the path to The Old Man of Storr from the rock東側を見ると、駐車場からのパスが綺麗に見えた。東に広がるStorr湖やRaasay島、Rona島、その先に本土(Wester Ross)を見渡すことが出来る。風の強さに負けて早々に降りた。この回りにはあちこちに続くパスがあるのでちょっとだけ歩いてみた。そして先ほどの岩の間を抜けるパスに戻った。すぐには降りずに北側に続いているパスを進んでみた。この時奇岩を振り返ると、別の急な斜面を登っている。そして上まで。見ていると軽々登っているようだが…!? そして、頂上が平坦な岩に着いた。先ほどの付け根と同じ高さのように思えた。頂上にはケルンがあった。ここも風が強い。北側海岸にあるKilt RockやStaffinの村がかすかに見える。もう充分という所で降りた。奇岩の方を見ると最初に私が登り掛けた所を登り切った人がいた。登れないことはないが、その前には私と同じく途中で辞めた人もいたので、人に寄るのだろう。ゲートを抜ける頃に、雲が奇岩にかかり始めた。午前中に登っていて良かった。これから登る人もいたが、彼らは眺めは残念だったろう。駐車場に戻ると車があふれていてそばの道に列を作っていた。かなりの人気スポットらしい。

次のバスは2時間後。駐車場の回りは何もない。そこで近くの小さな滝まで行ってみようと思った。2回目にサイクリング中に寄ったことがある。その手前のStorr湖の端に到着した所で、湖沿いに道がある。その先にダムと水力発電所があることは知っていた。ついでに寄ってみようとした。
Storr Lochs Power Stationダムの所まで着いた時、数台の車が止まっていた。その先は一般車は進入禁止である。その先の崖までパイプラインが続いている。道もあるので進んだが、民家があるので個人宅への道と思って引き返した。しかし、2人連れがやってきてその先まで入っている。何をしているのやらと思われるのは恥ずかしいが、ここは思い切ってもう一度先まで進んでみた。その崖にあったのが、ケーブルのライン(上写真)である。側に説明板もあった。皆これを見に来たようである。現在は動いていないようだが、結構面白い所だ。崖の下に降りるパスもあったが、そこまで行くとバスの時間に間に合わなくなるのでやめた。その辺りは恐竜の化石が出土した所でもあるらしい。

ちょっとしたおまけの見学も出来て満足しながらStorr湖の道を戻っていた。風がきつくてちょっと寒いが、回りの景色を楽しむ余裕はあった。そして、車車が止まった。老夫婦である。Portreeまで行くなら乗せると。帰りのチケットは買っていたが、寒かったので乗った。疲れていたように見えたので乗せることにしたらしい。奥さんがやたらと色々聞いていた。その中に、”あんたは羊を飼ったことがあるか?”と。普通の日本人は飼ったことがないと思うが…その後、”牛は?”とも。日本だったら農家ぐらいしか飼わないと思うが…彼らは牛や羊を飼っているが、専業の農家ではないらしい。そんなやりとりをしながら、Portreeの手前で止まった。そこの道を入った先に彼らの家があるらしい。そんな所で降ろされても…これなら断った方が良かったのかも知れないと思っていると、Portreeまで行くから、と車を進めてくれた。結局銀行の駐車場で降ろしてくれた。

暫く町をウロウロして、宿に戻った。その後、雨が降り出した。The Old Man of Storr行きを決行しておいて良かったのかも知れないと思わせた雨だった。

 

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