2008.07.23 Wednesday

旅行:第26日目〜Raasay and Skye Scene

お天気は晴れ晴れ、時々曇り曇り

Skye島でもう1日過ごすが、どこへ行こうとは全く計画していなかった。お天気が悪いとThe Old Man of Storrへ行けなくなるので、余裕を見ていたが、幸いすぐに行くことが出来た。それで余分の1日が出来たわけだ。これまで殆ど北の方に向かっていたので、今度は南か西を考えた。そこでガイドと地図を眺めた結果隣のRaasay島は?と思った。バスとフェリーは大丈夫である。わずかな情報でも何とかなりそうだったので行ってみた。 Portree最初の宿が3泊だったので残りの1日へ移動しなければならないが、幸いすぐ近くだった。しかし宿の人が仕事に出かけているので朝から預けることが出来ない。それで最初の宿に夕方まで預かってもらえるように言った。5時までは中に入れておくが、それ以降は誰でも入れる玄関の側に出すからと言われた。あまり受けたくないような雰囲気だったが、それでも良かった。Portreeはそこまでまで物騒ではないと思うけど。

Sconser PierRapsonsのバスで往復することに。Citylinkもあるが、こちらが安いし、混んでいなかったためである。同じ時間の出発の筈が、乗客の数が違うのでこちらの方が早く出発した。それでも遅れていたので、途中のSligachanでFort Williamまで行こうとした女の子につれない返事。Citylinkでしか行けないので、乗せられないのもあるけど。Raasay島行きのフェリーはSconserから出る。着いた時はフェリーはいないが、元々定刻で着いても同じフェリーなので乗り遅れたというわけではない。ここも小さなフェリーなのでチケットは乗船後だ。

Suisnish Pier, RaasayフェリーではSkye島の南半半分にある山々を見ていた。殆ど雲がかかっていて頂上は見えない。それでも壮大な景色を楽しむことが出来た。Raasay島はSkye島の目の前で殆どすぐに着く。Raasay島のSuisnishにあるフェリー乗り場を見ていると、上陸後歩こうと思っている鉱山鉄道の跡が見えている。回りには残されたコンクリートの建物が建っている。鉄道跡はパスになっている。徒歩の人も乗っていたが、この鉄道跡を歩こうというのは私だけだったようだ。
mine鉄道は丘の上から始まっていた。そこまで坂を上ることになる。その両脇に廃坑になっている建物がある。あまりに急に思いついて行ったために何の鉱山かは確かめていていない。建物が変わったものがあった。住居みたいに並んでいるが、中は丸いトンネルみたいになっていた。後で詳しく調べてみよう。そうやって登っていくと、ホームらしき跡があった。a pigここからが鉄道の始まりだった。そこへ向こうからご夫婦が歩いてきた。道を交わそうと待っていたが、なかなかこちらへ来ない。気にとめるものがあるらしい。その内柵の向こうに何かいると気づいた。目をやると、豚がいた。2匹である。野生?濃いピンクで毛並みが良い。向こうもこちらを気にして見ている。私が歩き出すと1匹が途中までついてきた。

railwayその後一直線のパスを歩いた。ずっと向こうまで見えていた。ところが、途中に柵があった。その前に幅広い溝が。水は流れていなかったが、回り道をしなければならない。柵の向こうを見ると木がなぎ倒されていて歩けないように思えた。幸い横手に向かうパスがあったのでそちらに進んだ。そちらにも柵があったがゲートを抜けて向こう側に出た。そして森に入ったが、森を抜けようと進んでいく内に横手にパスがあり標識も立っていた。今度はそちらに進んでみた。そして程なく先ほどの一直線のパスに出た。どうやら進めないと思ったパスは歩けるようだった。何をやっているのやら…mine viaduct再び鉄道跡(実際は線路沿い)のパスを進んだ。そして出くわしたのが谷を越える高架橋の跡。橋桁だけが残っていた。パスは一旦谷底まで降りて登るようになっている。急な階段でちょっときつかった。やっとパスを抜けた所に鉱山跡の建物があった。ここで休憩。その先をどうしようかと悩んだ。時間的にどこへ行くのが良いのかだ。そのまま先に進むと島の最高峰Dun Caanの頂上に行き着く。眺めは良さそうだが、登りに時間がかかりそうだ。下るとMine Trailがある。ここまでやってきたパスも含まれているが、別のルートがあるらしい。そして東側へ向かう道がある。道の行き止まりからパスがあり、記念碑があるらしいと。時間的にはぎりぎりである。そこへその道を車車が通っていった。逆方向だが、何とか行けそうと思いこんだ。そして東へのルートを選んだ。

東への道は緩やかな坂が続いた。右側には広い谷が広がっている。長い道でなかなか峠に着かない。やっと峠に着いた所で休憩。ピクニックテーブルがあった。後ろを向くと”Passing Place”の標識の裏に子供が落としたらしいウサギのリュックが掛けてあった。そこからは下りだがこれまで傾斜がきつくなっていた。帰りがしんどくなる。東側の海は既に見えていたが、近づくにつれ次第にその様相が見えてきた。静かである。海岸に行き着く直前に車が来た。郵便車である。これがこの道で出会った唯一の車である。
Inner Sound, East Coast of Raasay
東海岸沿いには家が数軒あった。その最後の家の側に駐車場があり、その先はパスである。パスの両脇には蕨が生い茂っていて歩きにくい所が多かった。目的の記念碑まで行けないと思い、眺めが良い所で写真を撮って引き返そうとした。しかし、その時に向こうからカップルがやってきた。彼らを見て記念碑まで行かないのも悔しくなって、予定していた次のフェリーでもいいや、と思って先に進んだ。記念碑はCairnとなっていたので、遺跡かと思ってそれらしきものをパスから探していた。しかし石積?と思ったのはあったが、何となく違う。そこから前方の眺めを見ると、Dun Caanが見えた。Cairnは見つからなくてもこの眺めをはっきり見ようと先へ進んだ。そこに記念碑(実はこれがCairn)あった。東側の海やDun Caanを裏側(?)から見たことでここで引き返すことにした。予定の30分程のオーバーである。そしてひたすら歩いた。たまに写真を撮るために立ち止まった。再び道路へ出た時も休まず歩き続けたが、さすがに登りはきつかった。ウサギのリュックを目指して歩き続けて、そこで休憩。それからは下りなので楽にはなったが、行きに道に1頭しかいなかった牛が数が増えて群れていた。ここも何とか乗り切って、鉱山跡に着いた。時計時計を見るともしかして予定のフェリーに間に合うかもと。ここまで車には会わない。よって乗せてもらえるなど論外だった。鉱山跡からはパスに戻らずに道路を下った。森の中を抜ける。暫くすると家があり、人がいる気配もあった。そして、Inverarishという村に着いた。フェリーの30分前である。その先は西海岸の平坦な道。歩いている最中にSconserからフェリーがやってくるのが見えた。フェリーと競争だ。そして、出発の10分弱前に乗り場に着いた拍手

Sconserにつくと定刻ならばバスは去った後だ。しかし、バスの姿は見ていない。遅れているのを期待!?して、バス停で待っていた。程なくバスが来て6時くらいにPortreeへ着いた。そして、最初の宿に荷物を取りに行って次の宿に移った。Raasayに行くならSconserに泊まれば良かったのだが、予約した時はどうするか決めていなかったので仕方ない。

疲れたので部屋でゆっくりしていたが、お手洗いに出た時に奥さんにDarren Maclean at Skye Scene”これから出かけるのか?”と聞かれた。予定はしていなかったが、この際にとHighland Ceilidhに行ってみた。今回で3回目となるので行く積もりはなかったが、もしかしてDarren Maclean君の歌が聞けるかも知れないと思って行くことにした。時間的にギリギリだった。会場に着くと既に話が始まっていた。支払いを済ませて中に入るとなんとDarren君が司会をしていた。相変わらずしゃべりも絶好調である。勿論歌も。バグパイプ、ハイランドダンス、フィドル、クラルサッハ(ケルティック・ハープ)、アコーディオン、歌のセットが休憩を挟んで演奏された。皆若い。前回は司会者がお年を召していたが、今回は司会者も若い。Darren君の歌でRunrigのことが出てきた。彼らは多くのゲール語の詩を書いている、と言ってChi Mi'n Tirを歌った。最初に”この中にRunrigファンはいる?”との問いかけに反応できなかったのが残念。こうやって、Skye島の最後の日が終わった。会場を出るとさすがに日が暮れていた。

 

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