2009.06.15 Monday

田舎回りで出くわすもの(1)

一週間ぶりにサイクリング自転車に行った。いつもの”下校の嵐”との遭遇を除けば、ほぼ順調だった。サイクリング・ロードに入る前の道路で、下手な車車の離合に出会い暫く待たされた。こんな光景を見ると、いつもScotlandで見るPassing Place(離合場所?)でのうまい運転を思い出す。 1)Passing Place
狭い田舎道はトラックやバスバスがやっと通ることが出来るくらいの幅で作ってある。そんな道には所々に車車が離合できるようにPassing Placeが設けられている。向こうの方の運転を見ていると、対向車を確認すると直ぐに左側にあるPassing Placeに車を止めて通り過ぎるのを待っている。対向車は止めた方の車にお礼の挨拶(手を挙げる程度)をして通り過ぎるグッド。特別珍しい光景ではない。
ある時、続けざまにPassing Placeがあり、先に止めた方に後で別の所に止めた人が先に進むように促していたことがある。どういう基準か不明だが、坂の途中で、どうやら上りを優先させたらしい。
また、バスバスに乗っていた時、乗用車が向こうからやってきた。その対向車は右側のPassing Placeにもかかわらずそこに車を滑り込ませた。バスがPassing Placeに入るより、自分がそこに入ってバスを直進させる方が早いという咄嗟の判断のようだった。
私もサイクリング時にこのPassing Placeで車をやり過ごしたこともある。そんな時にも車の人は手を挙げて挨拶して通り過ぎる。Barra島ではPassing Placeではなかったが、広い所で対向車のバスをやり過ごしたことがある。運転手が手を挙げていたが、こちら側に座っている乗客もみんな手を振っていた。ちょっと恥ずかしい…この乗客とはちょっとだけ顔見知りだった。前日のフェリーで一緒で、数時間皆さんの顔を見ながら過ごしていたからだ。

2)Cattle Grid
こちらも車用の道路にあるもの。CattleとはScotlandで牛のこと。道路一杯に鉄の棒(四角や丸など形は様々)が10cmくらいの間隔をあけて並べてある。その長さは2〜3mである。これは牛だけでなく羊などの放牧している動物がここを越えないように作ってあるもので、作られている所は町/村の境と言うことだった。
車でこれに出くわすと、ガタガタ振動が伝わってくる程度である。チャリ自転車では勢いが付いていないと通り過ぎるのが難しい。特に上りで出くわすと、降りて押して進んでいる。遅いと棒の間に車輪が入り込んでしまう気がするからだ。
歩きでもゆっくり下を見て、棒の間に落ちないように進むことになる。ただ、よくその脇にゲートを設けていて、そちらでも普通に進むことが出来るようになっている所もある。
大抵は直前に標識が立てられているのでチャリ自転車で走っていても心の準備は出来るが…気付かない人もいるようだ。ある飲み会で話の前後は忘れたが、向こうで車車を運転したことがある人が”向こうには車で走っていると道に鉄の棒が並べてあって…”と言い出した。物は知っていても名前を知らなかったようだ。この方の走ったのはWalesなので、Scotlandに限った話ではない。

田舎を回る方、注意して見ておきましょう!

 

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