2009.06.18 Thursday

本:「英国セント・キルダ島の何も持たない生き方」(井形慶子)

St KildaについてアルバムやHPにちょっとしたことを書くペンために参考にしようとこの本読書を図書館から借りた。これからも参考になるのなら、資料として買うが、読んでみてそれほどでもなかったので、借りた方が良かった。 著者が行かれたのがいつなのかはっきり書かれていないが、去年私が行った時のツアーの状況とはかなり違っている。そのため、参考として後ろの方に書かれている情報は今は役に立たない。
この頃は年間の島への上陸人数は1000人と制限されていた。現在は人数制限が無くなったかもっと多くなっていると思われるが、私が去年行った時はそれを感じさせる程のツアー制限はなかった。船船もHarris島のLeverburghからなので、片道3.5時間程。日帰りが可能になっている。今年の状況も同じだ。ツアー費も£160と安くなり、もっと気軽に行けるようになっている。Leverburghの宿のオーナーがもっと門戸を広げるように運動したようなことを言っていたような気がする。そんな状況が変わっているので、書かれている情報がいつのものかはっきり書いておいたら良かったのに、と感じた。

この本は島の最後の住人を中心に書かれている。まるでテレビの再現ドラマのようだった。そんなに当時の住人の心理が分かるの?と言いたい程の書き方だった。あくまで、物がありふれている社会からの見方である。
タイトルからしてそんな感じ。「何も持たない」なんてことは当の住人達は思ってもいなかったはず。これも”もの”に対する価値観が全く違っている。

ということで、読み終わったので、返しに行こう!

 

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