2009.10.24 Saturday
公開講座:2009年第1回〜「ジョイスのダブリン−『ダブリン市民』にみえるダブリン」
今年も、また日本アイルランド協会主催の公開講座が行われるので行ってきた。 今年は会場がいつもの梅田周辺でなく、東淀川の大阪経済大学になっていた。最寄り駅が阪急上新庄なので、帰りにお買い物…というわけにはいかないが、講座を聴くことだけでも良い。会場の部屋は階段教室なので、何となく見易かった。内容は、先ず、ダブリンの中世以降の歴史を説明された。急遽入れたとのことだが、色々分かった。特にThe Paleと呼ばれた地域が一時期作られたとの説明に、何となく私のHPで触れた気がしていた。この地域はイングランドがダブリン周辺を直接統括していた時にその地域を柵で囲ったことによるのだが、その柵の北限近くがTrim Castleで、その箇所で書いていた。この時ははっきりこのThe Paleがどういうものかはっきり分かっていなかったので、軽く説明をしていただけだった。
後半は本題のジョイスの『ダブリン市民』に書かれている実際の場所を説明しながら、本の内容に触れていた。この本は読んだことはあるのだが、生憎、よく覚えていない。ただ、私が知っている場所も良く出てきていたことだけは記憶がある。最後に、この本の場所を辿って映像を作ろうとされて撮られた画像が上映された。映像は完成される前に撮られた方が亡くなられたので、上映されたのは編集が全く行われていないものである。現地に行ったことがある私には半分懐かしい気分で見ていた。
| taigh's owner | アイルランド | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) |