2009.10.31 Saturday

公開講座:2009年第2回〜「1916年−「復活祭蜂起」がもたらしたもの」

今日も会場の大阪経済大学に出かけ、日愛協会の秋の講座を聴いてきた。大学祭真っ最中とのことだったが、会場となっていた建物は構内の一番手前の場所で、学内の様子は全く分からなかったが、学園祭は自宅近くの大学でウンザリしているので、覗く気もなかった。 玄関会場の教室に入ると、先週より聴講者が多く最上段の真ん中の席は既に埋まっていた。それでも、席は他にも十分にあり、扇形の教室なので、スライドはちゃんと見えていた。

復活祭蜂起については以前に間連の本を読んだことがあったが、計画も十分に準備されたものでなく、行き当たりばったりな所があると。同じことを今回お話しされていたので、きっとそうだったのだろう。他の書籍を読んだわけではないが、蜂起に関しては普段上っ面しか聞かないような気がする。映画があったと思うが、見ていないのでどう描かれていたのかは知らない。
会場(2)紹介されていた写真はDublinの中央を東西に流れるLiffey川の北の蜂起の現場となる中央郵便局やリバティ・センターの建物が中心だった。蜂起以前と蜂起時に英国軍から攻撃され崩れ落ちた時の写真、現在の様子、と比べておられた。私は郵便局は撮ったつもりだったが、探しても見あたらなかった。ただ、その前の現在のO'Connel Streetの様子はしっかりあった。この通りは当時から幅広かったとのこと。
この最後になった蜂起もそれまでの独立運動と同じく、決して成功したわけでなく、それまでの政治的な動きや世界(ヨーロッパ)情勢が加わってアイルランド独立に結びついたようだ。その後も内戦やテロ活動があったので決してこれで目出度しではなかった。私が訪れ始めた1990年以降は既に落ち着いていたので、現在は名残や歴史として知ることが出来る。観光で訪れてもこの歴史だけは知っておく必要があると思われる。

講師の佐野哲郎氏は5時までは十分時間があるので早めに終わるとおっしゃっていたが、終わったのは4時50分。話し出すと止まらないこともあるようで、時間制限がないとずっとしゃべり続けるかも、とのことだった。色々と勉強になったグッド

 

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