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2010年夏の旅4日目:Inveraray〜Inveraray城とDun na Cuaiche

お天気も良く、まずは目的のお城へ。そして前回の滞在でも登ったDun na Cuaiche（Watch Tower）へも。 お城は10時からの開館なので、その前に用事を済ませた。まずは、郵便局へ。Glasgowから持ってきてしまっていた絵葉書を出すため。ついでに沢山買い置きした。その後途中のお土産店にも寄ったが、またも見ただけ。そしてお城へ向かったが、途中通るたびに気になっていたスタンディング・ストーンに。いつも生け垣越しに見ていたのだが、実はその向こうはグラウンド。生け垣を過ぎたら、そのグラウンドに入ることが出来、簡単に近づくことができた。今まで何をやっていたのだろう。

そしてお城へ。チケットは駐車場の入口で買っておく。前回は金曜日が休館日で中を見ることが出来なかったが、今は通年の開館で、お休みの日はなくなっていた。進歩した。中へ入ると、リュックやカメラ・バッグを置いていくように言われた。中は撮影禁止なので、持って回っても仕方ない。展示は昔の調度品やコレクション、そして現在の城主ご夫妻の写真など。銃のコレクションが膨大だったが、興味がないので、どんなものかよく分からなかった。あちこちの部屋を回っていると、団体さんに出会う。ガイド付きの説明だが、英語でなかったのでその場にいても分からず、他の部屋を先に見ていた。
公開されている全ての部屋（地下のOld Kitchenを除く）を見た後、併設されている売店とカフェへ。売店で見たガイドブックには日本語がなかった。前回の滞在で入っていないのに何故か日本語のガイドブックを買ってきていた。それが無く、また内容も異なっているようだ。前回の城主は第12代アーガイル公爵、現在はその息子の第13代となっていることから、色んなことが変わったようだ。カフェで昼食を取った後、地下のOld Kitchenを見学した。こちらは上からも行くことが出来るが、そのまま出てしまうので、荷物を取りに玄関に回ったため、残っていた部屋だった。ここって、入場料は要らない？

そして町へ戻ろうかと思いつつ、庭園の入口の断り書きを見た。公開されていないと思っていたら、城の入場券を持っている人に限り入園可能だった。それならば、と入っていった。ここからはお城を裏から見ることが出来る。咲いている花は少なかったが、道の脇に設けられている花壇には面白い形の草花が植えてあった。奥には大きな木々が植えてあり、小さな森の感じだ。ベンチも所々置いてあり、ゆっくり出来るようになっていた。

そこを出た後、町へ戻らずにその先の橋を渡って、向こうに見える鳩小屋へ。しかし、それを見た途端、思い出した。これって前回も見ている。しかも近づくことが出来ない。直ぐに諦め、側の荘園辺りをウロウロして川沿いの森の中の道を進んで橋の袂に戻った。そこで一旦休憩して、近くの丘の上にあるDun na Cuaicheへ登るかどうか迷っていた。前回の滞在でも登っていたが、その時は雨上がりで泥濘がひどかった。今回は暫く雨が降っていないので道は大丈夫と思った。でも、体力があるか？と思っていたのだ。時間はあるので気を入れてその道を進んだ。一旦森へ入って、抜けてもう一度森へ入るが、その抜けた時に注意書きがあった。前回歩いたルートは危険なので進入禁止になっていた。可能なルートを矢印で示してあるので、そちらを進むようになっていた。最初は林道らしき広い道を進む。上り坂なのでちょっときつい。その道が終わった所で森の中へ入るようになっていた。小さなパスがあるのだが、はっきり分からない。本当にここなの？と思ったが、間違いはないらしい。気を入れるため、飲み物を口にしていたら、後から来ていた3人が躊躇いもなく入っていった。やっぱり登るのは私だけではないんだ、と思いつつ、彼らに続いた。この後は木々の間を抜ける獣道のようなもので、たまに階段があったりはするが、基本的には人が歩いた跡程度のもの。そしてやがて森が開けた。そして別の道と合流。その合流した道が前回も登った道。今回、泥濘は全くなく、歩きやすい。そして、頂上へ。しかし先の3人が見えない、と思ったらWatch Towerの中に入っていた。前回中には入っていない、というかは入れないと思っていた。私は眺めの良いベンチを見つけてそこでひとしきり回りを眺めた後休憩。近くの山には風力発電の風車が8基建っていた。こちらも前回はなかった。色々変わるものだ。彼らもその後回りを眺めていた。そして、私より先に去っていった。そこで、Towerの中へ。段差が結構ある。中は何もない。覗くくらいでも良かったが、向こうの窓から嘗て行われていた見張りの景色を味わってみた。

下りは危うくデジカメを落として壊しそうになったが、無事だった。それ以外は道に迷うこともなく無事に降りた。昨日は宿のすぐ側のコープで夕食を買ったが、今日はガス・スタンドの向こうに別の小さいスーパーがあることに気付いて、そちらで買った。部屋で食事をして、もう一度街中を散歩した。明日は何処へ行こうかまだ決めていなかった。

歩数は33712。休憩を挟んだので、疲れはひどくない。