2010.06.23 Wednesday

2010年夏の旅6日目:InverarayからKilmartinへ〜Museum、Kilmartin Stones、そしてGlebe Cairn

今回の旅のメインの一つKilmartinへ移動した。ここには先史時代の遺跡が点在していて、遺跡好きには楽しくなる場所である。 バスは11時過ぎだったので、朝宿に荷物を預けて、銀行(Kilmartinにはあると思えなかったため)やちょっとしたものを買うためお土産店に寄ったりしていた。コーチ(バス)はCitylinkなので、予約をしていたが乗った時はほぼ満席状態。殆どの客はIslay島に向かうフェリーが出るKennacraigに向かっていると思われた。私はその前のLochgilpheadで降りるため、一番前の座先が1つ空いていたのでさっと座った。前方の見晴らしが良かった。Lochgilpheadでは1時間以上の待ち合わせ。トランクがあるのであちこちには行くことは出来ないが、目の前にツーリスト・インフォメーションがあったので立ち寄った。そこでBritain’s Ancient Monuments’ Mapというのを見つけた。その中にはこれから向かうKilmartinの情報もあった。この村には多くの遺跡があるので、別枠で詳しく載せられていた。

次のバスはOban行きである。そのため乗客は比較的多いが、空席も選べる程あった。乗車時間は約20分。Inveraray-Lochgilpheadは40分程。バスに乗っている合計の時間より乗り継ぎの待ち時間の方が長い。バスは定刻に到着。宿は事前にストリート・ビューで確認していたが、逆方向に覚えていて手前と思っていた。バス停から近く見えているので、直ぐに気付いた。宿に着くと直ぐに奥さんが表に出てきて名前を確認された。到着予定を告げていたので分かったらしい。部屋に通され、かなり豪華な雰囲気。でも今回の宿の中では安い方なのだ。ダブルとシングル・ベッドの部屋で、ベッドには人形達が並んで待っていた。バス・ルームはシャワーとバスタブ。そしてティーセットは普通の紅茶・コーヒーの他に6種類のフレーバー・ティやハーブ・ティが箱ごと並べてあった。その奥には小袋のクッキーが山積みになっていた。奥さん曰く、どれでも使ってと。

荷解きをした後、早速外出。先ずはお勉強のため向かいの博物館へ。見学する前に併設のティ・ルームでお昼を取り、その後見学した。先ず、ビデオ上映がある。これが物語風に作られていたが、少々退屈。この辺り一帯がKilmartin Glenと呼ばれていることを先ず知った。嘗ては“Ghost Glen”と呼ばれていたそうだ。それも遺跡群が持つ神秘的な雰囲気からだろう。Kilmartin Museumビデオが終わると別館へ。こちらは展示館。その間の通路から見下ろした所にはGlebe Cairnがあった。案内板があるようなので近づけるようだった。展示館はカテゴリー別の展示で、所々昔の作業(粉引きなど)を体験できるようになっていた。この展示をまとめた本もあり、重くはなるが買った。この地域には、スタンディング・ストーンや塚の他にCup and Ring marked Rockという遺跡がある。何の目的で岩にこのようなものがあるのかは不明だそうだが、掘られているのは全て南斜面の岩らしい。お日様との関係か?

その後向かいの村唯一の食料品・雑貨店で夕食になるものを買い、今度は博物館の隣の教会へ入った。ここにKilmartin Stonesがあるという。教会の中には3枚程あった。模様が掘られた十字架で、最初はこれがKilmartin Stonesと思った。Kilmartin Stonesしかし、教会の表にあったのは別のものの説明だった。そして他の人が向かっていた墓地の中の建物に近づき覗いてみると、その中に石板が並べてあった。これがKilmartin Stones。墓石に使われていた石板で、様々な模様や文字が掘られていた。時代としては14世紀初めから18世紀初期くらいまでのもの。この建物の他に、外にも6枚程の石板が並べてあった。こちらはPoltalloch Stones言われ、別の土地の出土品をここに並べてあるらしい。

教会はバス停の前。そこには案内の矢印があった。その1つにGlebe Cairnがあった。これが博物館の別館の移動の際に見えた塚である。矢印に従って宿の前を通り過ぎ、坂道を下った。その下に放牧場の入口とキッシング・ゲートがあった。ゲートを抜けて塚まで。道はないが、目的地が見えているので足元に気をつけながら歩いた。放牧地なので足元には牛達の落とし物があちこちにある。Glebe Cairnこの塚はかなり以前から発掘調査をされていたとか。写真を撮りながら一回りした頃に雨が降り出した。今回初めての雨であった。重いがリュックに入れて背負っていたレインコートを取り出して被った。その時に博物館の方向から女の子が2人下って駆けだしてきていた。そんな所に近道があるのかと、人が歩いた跡を辿った。斜面には博物館の隣まで道が出来ていた。登り切ると目の前に宿があった。ゲートはなかったが、柵の間に抜けることが出来る隙間があった。皆さん、徒歩の近道を作るようで…雨が本降りになってきたのでそれ以上歩き回るのはやめて、ソサクサと宿に戻った。

歩数は少なくて、6394。移動と夕方の雨のため、あまり歩き回ってはいないからだ。

 

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