2010.07.01 Thursday

2010年夏の旅14日目:Tiree〜Rural Centre、 St Patrick’s Temple、そしてTraigh Mhor

今日はTiree滞在最後の日。午前中は雨で、午後から晴れそうだったので半日だけのサイクリングになった。観光ガイドにあり、まだ訪れていない所に出かけた。 朝起きたら、まだ昨日の夜からの暴風雨が続いていた。朝食(8時半以降)にダイニングへ行った時もまだ続いていて皆もどうしようもない顔をしていた。おまけに窓から雨がしみ込んでいた。表を通る車も殆どいない。部屋に引き上げたが、こんな状況で出かけるわけにも行かないので、部屋で過ごしていた。このホテルはラウンジがないのでゆっくり座って過ごすことも出来なかった。暫くして外を見ると雨は小降りになっていた。少し待って12時頃に出かけて回ってきた。出かけた時には雨はまだ降っていて、レインコートを被っていたが、Scarinishを過ぎた頃、ふと空を見ると青空になっていた。

最初の目的は空港側にあるTiree Rural Centreである。Tiree Rural Centre何らかの展示が行われているというので訪ねた。廊下にはパネルで島の自然や農業の状況などを紹介していた。資料室やネットでの閲覧が出来るがこちらは申し込みが必要だった。また、売店があるが、開いている曜日と時間が限られていて、残念ながら今日はお休みの日だった。中にカフェがあったのでお昼を食べて、カウンターにあったDun Morの絵葉書を買った。次の目的地に向かう前に、空港を間近に見てきた。相変わらず滑走路はよく見えなかったが、待合室の建物は小綺麗だった。

次は西南の端にあるSt Patrick’s Templeである。島の3つのチャペルの残りの1つである。道は2日前に通ったHynishへ行く途中に立ち寄ったケルト・クロスがある墓地を過ぎて右(西)に向かう道を進む。その道の終わり付近のBalephuilという村で、駐車場に向かう道を進んだ。BalephuilからはTraigh Bhiという砂浜と島最大の湖Loch a’ Phuillを見渡すことができた。駐車場はその湖の湖畔近くにある。ここから普通なら歩くのだが、目的のチャペルまではかなり距離がある。借りていたチャリはマウンテンでタイヤが太いもの。でこぼこ道や砂利道、砂地でも乗ることが出来る。駐車場からチャペルまでは砂丘の中を進むが、チャリでも走ることが出来るため、そのまま進んだ。時間を節約したかったからである。むやみに進んだのではなく、轍があったのでそこを走っていたのである。轍はあちこち走っていたので、出来るだけ西に進む道を選んだ。迷いかけたが、何とか西の岩場に着いた。

そのままその先に進むのが難しいという所でチャリを置いて歩き出した。パスらしきものが続いていたが、一向にチャペルの案内は見えない。その内羊の群れ、牛の群れに出会って、更に、パスを外れてしまい、岩場の中に入って進めなくなった。場所は間違っていない筈だが、自信がなくなってきた。上の方を見てもそれらしきものはない。時間が余り無かったが、もうちょっと行ってみて、無かったら引き上げようと覚悟して、少しだけ岬の方に進んだ所で説明板を見つけた。St Patrick's Templeこんな所に作ったの?というくらい辺鄙で不便な所だった。資料では回りの草が刈られて、はっきり分かるが、私が見たのは草ボウボウの中に何とか分かる程度の状況だった。昨日のKilkenneth Chapelよりひどい状態だった。壁はほんの少しだけ残っていて、中に(ラテン式)十字架が彫られた小さな石が2つ立っていた。建物の中に井戸が掘られていたようである。名前は付いているが、St PatrickがTiree島訪れた記録はないらしい。St Columbaと同時代のIrelandの修道僧St Comgallがその名を付けたとか。

時間がなかったのでチャペルは垣間見た程度だった。急いで戻ろうとしたら、牛の群れがパスを占拠していた。羊なら逃げるのでそのまま進むことが出来るが、牛は居座っているままである。他にパスはなかったが、干潮で岩場の下の石の海岸が干上がっていたので、そちらを迂回した。牛の群れをやり過ごして、パスに戻った。そうしないとチャリを置いた場所が分からないからである。Balephuil Bay砂丘の道に戻ろうとした所で、Balephuil Bayの砂浜Traigh Bhiとその向こうの頂上に球体の建物があるCarnan Morが綺麗に見えた。午前中では考えられない光景である。時間は少ないが写真を撮って、チャリで出発しようとした時、向こうからバギーが現れた。轍を見て車がここを走っているの?と思っていたが、バギーの轍だったのだ。バギーが私の行く手を譲ってくれたのでそのまま突っ走った。

Scarinishまでは、休み無く走った。チャリを返すためである。営業時間が5時半までなのでそれに間に合うように走っていたのである。お店の人は金曜日(明日のこと)の朝でもOKと言ってくれたが、フェリーの時間を考えるとそれは無理だった。それで時間が迫っていたのだ。おまけに午前中の雨で出かける時間が遅くなったので、余計に時間が少なくなっていたのである。Scarinishに着いたのは5時頃。一旦フェリー乗り場に向かっていたが、コープ出先に買い物をしても間に合うので、引き返して、その後返しに行った。お店の前に女性がいて、私を見て何かトラブル?と聞いてきたが、チャリを返しに来た、と言ったら分かってくれた。お店の中に借りた時の女性がいて、帰ってきたね、と言ってくれた。犬は大きいのがいた。あの子犬はその犬の後をずっとついて回っていた。色は違うが、同じ犬種らしいのでお母さん犬らしい。再び絵葉書を買ったら、おじさんがレジにあったスナックの小袋を1つくれた。殆ど食べないのだが、ここは有り難くもらっていた(味はイマイチ)。

その後は、歩いてホテルまで。ついでなので、Gott Bayの砂浜Traigh Mhorに間の柵が無くなる途中から降りて、波打ち際まで歩いた。Gott Bay Beach砂浜は堅く、歩きやすかった。まだ干潮だったので、干潟の波模様も見られた。いつまでも歩き回りたい気持ちになった。砂浜を歩いたためか、歩いた時間が短く感じた。そして、ホテルの前で道に上がる段を見つけた。波打ち際からその段までには細長い水溜まりがあった。初日にそんな所を通ったら、ズブズブと入り込んでしまい、靴が大変なことになったので、用心して狭い所を渡ったが、砂が硬かったのでそんなことも起こらなかった。名残惜しく砂浜を離れて、ホテルに戻った。受付の女性に翌朝の車の手配を確認したら、バスはいつ来るか分からないと言うようなことを言われた。そんな…フェリーの時間を伝えて何とか車をどうにかして欲しいことを伝えて、部屋に戻った。最後まで、不満が残るホテルだ。島では楽しむことができたのに。

歩数はSt Patrick’s Templeとチャリを返した後での歩きで、12561。チャリに乗った時も加算されているようだが。

 

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