2010.07.11 Sunday

2010年夏の旅24日目:Gigha島へ〜Achamore Gardens、Monuments、Beachs、そしてNorth End

先ず昨日行くことが出来なかった南側のAchamore GardensとOgham Stoneへ。その後北へ。古い水車やスタンディング・ストーンも。島の最高地Creag Bhanの頂上にも登り、北の端まで歩いた。そのほか、ちょっとした浜辺も。 再び朝からの雨にウンザリしながら、小降りになった所で出かけた。Ohgam Stone先ずは北へ向かい、Ogham Stoneへ。その手前にちょっとした案内があった小さな教会(廃虚)がある。ついでに見ることが出来る、と思ったが現在修復中で、その殆どが工事中の布と足組で覆われていて、まともに見ることが出来なかった。近づいたり中にも入ることも出来ない。Ogham Stoneはその上の丘にあった。Oghamというからには石の表面に何らかの文字が彫ってあるかと思ったが、よく分からなかった。一見単なるスタンディング・ストーンだった。悪戯を防ぐため下記の囲いの中にあった。そこから直ぐ下の教会の全体を見ることが出来た。その先には丘の上までパスが続いていたので行こうとしたが、雨でぬかるんでいて再び雨も降ってきたので諦めた。頂上から回りの景色が楽しめそうだった。

次にAchamore Gardensへ。Ogham Stoneの手前にある。入口の駐車場には車が1台止まっていた。その奥へはチャリでは進めるらしい。料金所まで乗っていくことが出来る。Achamore Gardens Entrance入口の両脇にはこの先へ進む様に右と左側の鉢に赤と黄色の矢印が立てられていた。ご丁寧に両側に…と思ったが、後でこの意味が分かった。奥へ進むと、料金所の建物と、ちょっとした展示館と休憩所があった。しかし人はいなくて、料金箱があり“訪問者の誠実さ”に任せている様だ。勿論、指定の金額を料金箱に投入して、置かれているリーフレットを頂いて、その先に進んだ。料金所の窓にはこの庭園の案内図とお勧めルートが示されていた。ルートは2通りあり、1時間コースと2時間コースだ。1時間コースは黄色の矢印、2時間コースは赤の矢印とあった。入口の矢印はこのコースの意味だったのだ。両コースとも同じ所を進むことも多いので両方があることも多い。私は当然2時間コースで回った。ルートのあちこちには案内図もあるので、この後どんな所があるのかもよく分かった。

ルートの最初は緩やかな坂で、左が盛り、右は自然な感じの野草が生えている所だ。その先に屋敷らしき家が見えてきた。ここはなんとB&B。この入口からは宿泊者や関係者以外はお断りとなっていた。車も入ることは出来る。泊まってみたかったが、車でないと不便な感じがした。Achamore Gardens Wall Garden回りは静かで落ち着ける様だが。その屋敷の向こうにWall Gardenがあった。ここが一番手を入れられている感じだ。通路の両側には様々な花が植えられていた。苗を生育している温室もあった。またバラの通路もあり、近づくと香りが漂っていた。この後2時間コースはビューポイントへ。ちょっとした登りで、上に到着すると西側の村Ardlameyが見栄、更にその向こうの海Sound of JuraとIslay島を見ることが出来た。この頃には風は強かったが雨は止んでいた。そこから引き返し、再び森の中を歩く。1時間コースと合流した後、南へ向かうルートになる。その内椿の道になるが、当然花は終わっていた。シャクナゲも咲いてはいたが、殆どの花は咲き終わっていた。そして池の周りを回って小川を渡り、2時間コースはその辺りをぐるぐる回っていた。最後に記念碑について、料金所までの道を辿って終了。2つのコースでは歩かない道もあるが、効率よく回る様に考えられているので、時間に応じて選ぶ方が良いと思われた。最後に展示館で休憩。この庭園のことはすこししかなく、スコットランドの庭園を紹介している方が多かった。中には私が訪ねたことがある所も。何処もかなりの規模のもので、楽しめる所だった。そしてその頃には空は晴れ上がっていた。

今度は北へ向かうが、その前に日曜日でも開いていたホテルの隣のクラフトショップへ。ちょっとした記念品を買って、荷物になってしまった傘を置くため部屋に戻った。直ぐに出て雑貨店で、お昼代わりのクッキーと絵葉書を買い北への道を進んだ。絵葉書はこれから向かう所にあるスタンディング・ストーンとOld Millがあった。Old Millは全く情報を掴んでいなかったので、何処にあるかも不明だった。最初の頃は道の左側はゴルフ場。スコットランドではこんな小さな島でもゴルフ場を作ってしまうらしい。そんなことを重いながら、大きな農家が坂の上にあった。その手前に左側(西側)への案内があった。Old MillとCreag Bhanの2つである。地図ではその道の先にDunがあるとなっていたので注意していた。別の案内だったが進んだ。道は午前中の雨でぬかるんでいたが、何とか歩くことは出来た。車が通った跡もあった。やがてDunがある辺りになったがやはり分からなかった。峠を超した。その先にはSound of Juraが広がっていた。峠にはCreag Bhanの案内があったが、先ずOld Millを探すことに。海側にあると思われるが、一向に案内がない。その内1軒の家、更にゲートが現れどう進んだものか分からなくなった。Old Millしかし、その先の海岸近くに古そうな感じの家が見えた。OldMillの建物に似ているが、何となく違う。ゲートは開けたら閉める様に書いてあったので個人の土地でもない様だった。入って進んでいるとゲートの側にあった建築中の家に人がやってきていた。私は見られたと思うがお咎めはないので、入っても良かったのだと思いそのまま進んだ。そして、その古そうな家の横にOld Millがあった。その前の家は個人のものでなんと子供が遊んでいた。お父さんも現れて挨拶をされた。水車を写真に撮って、下の海岸を眺めて戻ろうとしたが、水車小屋の中が気になったので覗いてみた。その時もお父さんが外に出てきていたが、私が中を垣間見た時物置になっているのが分かったので直ぐに引き返したのを笑って見ていた。その後に峠近くでその家族が車で追い越していった。その時、皆さんで手を振っていた。迷惑と言う程でもなかったようだ。

そして気になったもう1つの案内、Creag Bhanへの道。岩の山に登る道だ。途中まで車で進むことが出来る幅だったが、何かの管理をしている建物(?)までだった。その先は獣道があった。まだ先まで、と進んでいる内にほぼ頂上といえる所まで登ってしまった。その先にはベンチマークがあり、その向こうになにやらケルンの様なものがあった。この辺りが島の最高峰で約100m。私が住んでいる所より低い?回りがそれよりも低いので、高く見える。ケルンまで歩いてみた。それは東西南北とその先の場所(地名)が書かれていた案内板だった。360°のパノラマである。Northern view from the summit of Creag Bhan北は島の北部とその先にKennacraigに続く入り江West Loch Tarbert、北西の方向にはJura島は当然、その先にMull島のBen Moreも見えるという。生憎Paps of Juraの頂上には雲がかかっていて最高の眺めではなかった。またBen Moreははっきり確認は出来なかったが、それらしい山陰は見えていた。西側にはIslay島は当然見える。南は島の南部と昨日近くで見たその先のCala島、そしてKintyre半島の南部まで見渡すことが出来た。Southern view from the summit of Creag Bhanまた東にはKintyre半島の向こうにArran島のGoatfellも見えるとあった。確かにそれらしい山が見えた。お天気は申し分なく良くなり、風は強かったが、気持ちが良かった。ついでに風除けになる位置で休憩。そろそろ休憩も終わろうという頃に、男性の叫び声が聞こえてきた。そちらを見ると若い男の子2人が駆け上ってきた。連れと思われる女性も1人見えた。登り切った時に喜んで叫んだらしい。私がいるとも思わないで。彼らと入れ替わる様にして、降りた。下りの途中で見えるMill Lochを眺めた。島最大の湖である。この湖は手前の岩に隠れてしまって見えていなかった。そこまでの道もあったので側まで行ってみた。畔にはBritish Watersの建物があった。ここの湖を管理しているらしい。その先にもUpper Lochというのがある。そしてまた泥濘の道を戻っていった。この道では数台車が通っていた。あまりのガタガタ道のため、皆さん、そろそろと運転していた。

Old Mill/Creag Bhanへの道の入口に戻った時は既に5時を回っていた。側の農家の人から“良いお天気の夕方になったね”と声を掛けられる程の時間である。それからまた北へ向かうのだから、当然帰りも遅くなる。まだまだ日没には時間があるとはいえ、予定外に遅くなった。それからは次の目的スタンディング・ストーンまで急いだ。途中、こちらが灯台、という案内に惹かれたが、時間的に無理な様だったので、諦めた。ホテルに一旦寄った時、ボートハウスに行ってチャリを借りれば良かったのかもしれない。日曜日だったのでやっている確信が無く、そこまで行くこともしなかった。ホテルからの近道もあったのに。Tarbertという村の先にあるという。Standing StoneTarbertという名前の所は地峡を表しているので両脇の海が近い所と分かっていた。その村らしき所を通った先の道ばたに目的のスタンディング・ストーンを発見。丈夫が二股になっていた。道から写すのは良いが、反対側に回って写すのには少々難があった。そして更に北へ。直ぐ近くに2つ塚があるとなっていたが、それらしい所は茂みに覆われていて分からなかった。坂の上から眺めて、その辺りを念のため撮って先を急いだ。かなり進んだ所で、チャリと車が追い越していった。その車とはCreag Bhanの帰りにすれ違っていた。乗っていたのは2人組の夫婦。彼らはその先に車を止めて西側の茂みを歩き出していた。車を止めている所に案内があった。ちょっと見間違えて教会があると思い、私も入ってみた。やがて、Eilean Garbhという島に行き着く。その手前には草が生い茂っている砂州があった。Twin Beach(North)教会はその島の向こうなのか?と思ったが島を回る道もなかったので、砂州の両側にある砂浜に降りてそこからの南北海を眺めて引き上げた。私が砂浜に降りた時の道は大きな水溜まりがあり歩きづらかったが何とか出来た。帰りに彼らが進んだ道を探したがよく分からず、結局来た道を歩いた。彼らはその道を状況が分からず進もうとしていたが、その水溜まりを見て諦めていた。私は何とか出来るのが分かっていたので水たまりを越えて戻った。急いで歩いていて、北への道を更に歩いた。その内彼らが追い越すかと思っていたが、来なかった。そして、北の端に着いた頃に彼らがやってきた。しかしそれ以上は顔を合わせることはなかった。そのまま引き返した様だった。

私は北の端の海岸側の草地に座って休憩。その北の海にはCalmacのフェリー(当然Islay島行き)が走っていた。a view from the North End of Gigha相変わらず船はIsle of Arranだった。この時、Paps of Juraの頂上は晴れていた。Creag Bhanの頂上で雲がかかっていたのが残念。この北の端の側にはちょっとした砂浜があった。そこには家族連れらしい人たちがいた。駐車場に1台の車と2台のチャリがあったので、彼らはそこからその砂浜まで行ったらしい。楽しそうな声が聞こえていた。この時は既に7時近かった。そこで7時になったら引き上げようと思っていた。帰りは寄り道をしないので、ホテルにつくのは8時半くらいと思った。そして、脇目もふらずとまでは行かなかったが、ひたすら歩いた。寄り道をした案内を逆の方向から見ると、書いてあったのは教会でなく島の名前“Eilean Garbh”と“Twin Beach”であった。向こう側は草に隠れて、Gr辺りが良く見えず、最後の文字を見て“Church”と読み違えてしまったらしい。兎に角教会を無理に探そうと思わなかったので良かった。Twin Beachもちゃんと見たことだし。スタンディング・ストーンまで30分と思っていたが、40分かかった。しかし、その先のあの農家まで30分と思っていた所が25分くらいで済んだ。

その先も見込んだ時間で進んで、8時半ちょっと前にホテルに着いた。その時駐車場に例の2組の夫婦が車を止めていた。“長々と歩いているね”と声を掛けられた。そしてホテルに直ぐに入らずにその先に気になっていたPort a’ Chinn Mhoir浜辺へ行ってみた。Port a’ Chinn Mhoirという港がある小さな砂浜に出た。フェリー乗り場との間に埠頭があり、また沖にはヨットやクルーザーが係留されていた。夏休みに入った子供達がその埠頭の先で騒いでいた。側の岩場に上がって向かいのTayinloanの他、島の南側の別の砂浜なども眺めることも出来た。残念ながら長居は出来なかった。ホテルで夕食を取りたかった(何にも買っていなく、残りもなかったため)直ぐに引き上げた。ホテルには8時45分に入った。夕食は9時までだった。ゆっくり食べたいし、そこまで豪華にしたくなかったのでルームサービスを頼んだ。チャージは取られるが、それ以上どうしようもなくてサンドイッチを頼んだ。ルームサービスも9時までだった。ぎりぎりセーフだった。そんなこんなで、明日のホテルからフェリー乗り場までの車のことを聞くのを忘れた。しかし、ここのホテルはちゃんとしている様なので、明日の朝でも何とかなりそうだ。

歩数は43618。これまでの最高記録。沢山歩いたーぁ。

 

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