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2010年秋のお花見

秋の花、と言えば「菊」かも知れないが、春と同じく桜…と言っても、秋の桜、つまり秋桜（コスモス）である。 実家で母に白木峰（長崎県諫早市）のコスモス畑に連れて行ってもらって以来、秋になると何となくコスモス畑（園）を見たくなる。しかし、暫く近くにないからと、見ないまま過ごしていた。ところが、昨日武庫川のサイクリングに出かけた時、河川敷のサイクリング・ロードに入る歩道橋の上から、向こう側（尼崎）の河川敷にピンクの色が広がっているのが見えた。雰囲気といいコスモスに違いないと、帰宅後ネットで調べた。場所は尼崎だが、伊丹市との市境。チャリでの行き方を確認して、今日午後から行ってきた。

武庫川を渡らなければならないが、最寄りの橋は国道171号線が走る甲武橋。渡った後で直ぐ北へ向かう川沿いの道を走る。甲武橋は歩道を走ることが出来るので良いのだが、その前後は車の脇を走ることになる。それがいやなので、余りこの方面は行かないのだが、こんな時にはどうしても走る必要になる。川沿いに道路はあるが、こちらも似たり寄ったり。そんなに広くない道を車がわんさか通る。尼崎側の川沿いの道に入った途端、目的のコスモス園の案内がこれでもかといわんばかりに立っている。あと200m、100m、50mといった具合だ。このコスモス園は臨時駐車場もあるので、車の乗り入れも多かった。平日なのに…チャリの駐輪場（といってもロープが張られているだけ）も脇にあった。

チャリを下りて、先ずコスモス畑の道路側（東側）を歩いた。コスモスはロープで囲ってあり、その中には入ることが出来ない。ロープの中は足の踏み場もない状態で植えられていた。そんなロープで囲まれた畑がいくつか並んでいる。それを北の端まで歩いていった。結構見応えがあった。東側から見ると若干花が後ろ向きだった。やっぱり日が差す方向を向くらしい。
　　　　　　　　
北の端まで着いた所で、川の向こうを眺めた。いつもサイクリングで渡る歩道橋を確認した。あの上からここを見たのね、と。そして、今度は川側（西側）を歩いた。こちらの方がやはり見栄えがする。そうやって、入口の辺りに近づく頃に、一面黄色とオレンジの囲いに行き着く。ここは黄色コスモスらしい。白木峰で見た黄色とは違うような気がした。あそこでは係のおばさんが、ピンクが強くて黄色が駆逐されて少なくなっていると説明していた。その時は花の色だけ違っていたような気がしたが、今日の黄色（とオレンジ）は葉っぱが違っていた。だから、見ている時はこれもコスモス？と思っていたくらいだ。ネットで見たら、どうやらコスモスらしい。

その黄色を見終わった後、開けている場所に座って休憩。シートは持っていなかったが、丁度切り株の切れっ端（？）の半分があったのでその上に座った。その時に、駐車係のおじさん達が、4時になったら閉門するからとハンド・スピーカーで叫びながら歩き回っていた。まだ3時半。ちょっと早すぎない？

最後にちょっとだけ高くなっている所から全体を眺めて終わりにした。門を出る時、チャリは下の河川敷を通るようにと言われた。でも甲武橋を渡らないといけないからと、来た道路を渡った。河川敷の道は甲武橋の所で登ることが出来なく（階段はある）、下を通り過ぎてしまう。また、河川敷の道は西宮側のように舗装されていない土の道。だから、タイヤが痛むのも気になる。車が途切れた所で道路を渡ったら、危ない、とおじさんがつぶやいていたが、子供じゃあるまいし、安全を確認して走っているわよ。それよりも、171号線に着くまでに向こうから右を走ってやってくるチャリの方が危なかった。そんな方々に注意してよね。花には満足しているのに、こんな人達で気分が悪くなる。そんな思いをして戻ってきた。