2010.11.28 Sunday
本：『ユリシーズ』��
作：James Joyce、訳：丸谷才一、氷川玲二、高松雄一全3巻の1冊目を読んでみた。
先の日愛協会で、この舞台となるジョイス・タワーについて講義を聴いてきたので、その元となるこの小説を読んでみたのだが… 全体がどれだけあるか分からないので取り敢えず1冊目を図書館で借りてきて読んでみた。しかし、場面が余り分からないまま読み進んだ。
全体は1904年6月16日（木）の1日の出来事で綴られているので、各場面の時間の流れが遅くなっている。
結局、読んだのは第一部だけ。3節があり、
1-テレコマス：午前8時、塔にて
2-ネストル ：午前10時、ドーキーの学校にて
3-プロテウス：午前11時、遠浅の海岸（サンディマウント）にて
となっている。
図書館の貸出期間は2週間（実はちょっと過ぎている）。この間で読み切るようなものではないので何とか第一部を読んで返すことにした。図書館の本なので、当然以前に借りた人がいる。その人は1-テレコマスだけ読んだのかも知れない。本に付いている栞がそこに挟まれていた。私は何とかその先まで頑張ったが、よく分からないまま読み進んだので、大して変わらないのかも。分からなかった原因の1つに、実は今Londonで行われているATP World Tour Final（テニス）を見ながら、ゲーム間やセットの合間に読み進んだためでもある。そうでもしないと読めないのだが、片手間で読むような代物ではなかった。
これ以上貸出を延長しても変わらないので、明日にでも返却ポストに放り込んでこようと思っている。
| taigh's owner | 文化 | 16:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
