2014.05.03 Saturday

本:「王国」と「植民地」〜近世イギリス帝国の中のアイルランド/山本正著

昨年10月5日に行われた日本アイルランド協会2013年公開講座(後期)「いま、ふたたびアイルランドを語ろう」第一回前半の講演
「イギリス諸島の中のアイルランド」/講師:山本正氏(大阪経済大学教授)
の元となった本である。 本は公演中に紹介されたがタイトルがはっきりしないまま帰宅後Amazonで検索して手に入れようと思った。しかし、著者名で検索すると膨大なリスト。あまりに多さにあきらめた。その後買い物ついでに立ち寄った(大型)本屋で検索して何とか見つかった。しかし在庫なし。その時点でタイトルがわかったので再度Amazonでサイド検索したらよかったのだが、第2回目の公開講座で山本氏に直接聞いてみた。研究室に在庫があるのでと頂いた。

「王国」と「植民地」内容は他の独立運動などを扱ったアイルランド史と違い、イギリス帝国が世界に勢力を伸ばそうとしている時期のアイルランド支配の状況を扱っている。12世紀から17世紀あたりまでの話だが、主にイギリスがチューダー朝あたりのころのアイルランドの状況が詳しくかかれてあった。

内容としては興味深いが、散歩の休憩中に途切れ途切れに読み、最後は病院で検査待ちの間に読み終えているので、詳細がどうだった?と聞かれても困る状態である。他に同様の内容が書かれている(日本語の)書物を知らないので、興味ある方にはお勧めかもしれない。出版は10年以上前だが、内容が変わるとは思えないので、今でも参考になる本である。

 

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