2006.06.29 Thursday

旅行記2日目:Wimbledon観戦

こんな時期にLondonに滞在するなら、Wimbledonで1日テニステニス観戦は当然のごとく考えた。チケット予約は手遅れなので、当日券を求めて名物(?)の行列に並ぶことに。

朝宿からほど近いMarble Archからの直行バスバスに乗った。事前にネットでこのバスがあることを知っていた。もっとも前回(2000年)に帰る時にここまでのバスに乗ったので、ネットで確認しただけだった。しかし、Marble Archのどの辺りにバス停があるかは不明。Victoria駅経由と分かっていたので、その方向に向かう道に行ってみた。これがアタリで、しかも、乗って殆どすぐに出発。地下鉄電車だとSouth Field駅下車で暫く歩かなければいけないが、バスはチケットを持っていない人のために列が作られている広場の入口で降ろしてくれた。

行列列に並ぶと、番号が印刷されている紙と入場/観戦にあたっての要項を渡された。番号はその通りに入ることが出来ると言うことでなく、ずるをして割り込みを防ぐためのもの。この番号はこの辺りという目印である。

そして、整理係のおじさんが、列は暫く動かないから座って待っているようにとのこと。みんなしゃがみ込んだり寝ころんだりしていた(刈り込まれた草の上である)。その時に注意事項を読んでいたら、持ち込むことが出来る荷物は1つとあった。まずい! リュックとカメラのバッグで2つだ。そこで、リュックの中にカメラのバッグを押し込んで1つにした。入ってしまえば2つになっても咎められることは無いとふんだ。周りの人は私の行動を見て分かったらしいが、誰も責める人はいない。
去年のテロの件もあるのだろうが、今回は空港にあるようなX線の荷物検査が行われていた。ボディ・チェックも。そして、無事パスした。

試合は12時からあちこちのコートで始まる。この時点で行列に並んだ人はほぼ入場している。すごい人数である。何処でどの試合が行われるかボードを眺めていると、側で2組の日本人女性達が話している。頑張って並んでNo.2コートに入場できるチケットを取ったらしいが、見るのは日本人女子の試合だけらしい。勿体ない!と叫びそうになった。

4日目なので、シングルは2回戦、ダブルスは1回戦を見ることが出来る。お目当てはおそらく1回戦を勝ち抜いているだろうOlivier Rochus君。夕方の試合になっていたので、それまで他の男子シングルスやダブルスを見た。Olivier君のお兄さんのChristopheのダブルスも近くである。あまりの人にゆっくり見ることが出来ないので、少しずつ見てあちこちさまよっていた。見た試合は、
Kohlschreiber vs Falla
Almagro/Portas vs Starace/Zovko
Niemeyer/Weiner vs Bhupathi/Waske
Bjorkman vs Dlouhy
C.Rochus/Wawrinka vs Goodall/Hutchins
Bryan/Bryan vs Delic/Kerr
Zib vs O.Rochus
そして、Henman HillでAndy Murray vs Benneteauを大型スクリーンで観戦した。
Bjorkmanは嘗てのトップクラスだが、現在もダブルスではトップクラスである。そんな人まで見ることが出来る。この時はゆっくり座ることが出来たのでついでにお昼もベンチで食べていた。(後書きなので参考までに、Bjorkmanはこの後準決勝まで進んだ。すごい!
Bryan/Bryanはトップ・ペアでトップ・シードである。こんなのを見ることが出来るなんてと数ゲームだが見に行った。双子のせいか、歩く時など同調している時がある。それも見たかった!? チェスト・バンプ(2人で向き合ってジャンプし胸を付き合わせる仕草、彼等の名物)は残念ながら見ることが出来なかったが、トップクラスの試合振りを観戦できるのは3・4日目の良いところ。Olivier君の試合が始まるので、途中で離れたが、Olivier君の試合が終わってもまだやっていた。ちょっと苦戦だったようだが、タイ・ブレークがない5セット目を11-9で終わらせていた。(最終的には優勝している。)
Christophe君のダブルスは相手が地元英国ペア。ということで応援が殆どそっち。たまに”Christophe、頑張れ”というらしい声が聞こえた。2セット目までリードしていたが、こちらも5セットまでずれ込んで、英国ペアが勝っていた。
名物のクリームかけイチゴOlivier君は6-1,6-1,6-0の楽勝。ちょっと出遅れて座れなくなったが、我慢して立っていたのを察してか、早く終わってくれた。彼は人気者になった。前回見た時は殆ど知られていなかったのだから。側のおじさんが小さい体だが、パワーがあると言っていた。自慢のストロークも決まっていた。(残念なことにこの後Hewittに負けたらしい。)

この後、口が淋しくなったのでWimbledon名物のクリームかけのイチゴを食べた。イチゴは日本のように甘くない品種である。

Henman Hillそして1度試合を見たかったMurray君。地元の人気者なので、当然センターコートかNo.1コートの試合で直に見ることは出来ない。しかし、大型スクリーンには映し出されているだろうとHenman Hillへ。Henman Hillはさすがに盛況で、座る所を探すのに苦労した。

テレビスクリーンを見ていると、Murrayのリスト・バンドがSt.Andrew's Crossをデザインしたものであることに気付いた。さすがScottishである。(このことは後にテレビでアナウンサーも言及していた。”誇り”を持っているのだろうと。) 3セット目を落とし、2-1とリードした時点で日没で翌日に順延となった。(翌日、4セット目を取り、この試合には勝った。)

ということで、他の試合も残っていたが9時近くになり、見たい試合もなくなったので帰りのバスバスに乗った。South Field駅辺りまで渋滞で、宿に戻ったのは午後11時近かった。

そしてお天気は晴れ。焼けた!

 

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