2006.07.09 Sunday

旅行記12日目:Jersey島東海岸へ

島最大の先史時代の遺跡を中心に回ることにした。EasyLinkのバスバスを使うと、東海岸にある大きなお城も回ってみることが出来るルートがある。これで3回は乗るが、片道2ポンド、往復3.50ポンド、1日通用券が7.50ポンド。通用券より3回買った方が安く付くことに気付いた。しかし、通用券をうまくいかして、他のルートを乗り継げば島を一周することが出来ることに気付いた。時刻表も上手くできている。通用券はセンターで売ってあるが、目の前にあるのに気付かなくて、運転手から直接買った。センターのはカード形式になっているらしい。

La Hougue Bie塚日曜日とあってバスは結構混んできた。東海岸最大の名所のお城でも誰も降りなかった。次の庭園もパスし、動物園で、私以外の全員が降りた。運転手は私がいることに気付いてくれているだろうか…誰もいなかったら、次を飛ばして、またお城に戻ることになる。そんな心配をしていたが、私の目的地でちゃんと声を掛けてくれ、無事降ろしてくれた嬉しい
中に入り、入場券を買った。ガイド・ツアーは10:30から。まだ、誰もいない。私が本日最初の入場者らしい。そして雨雨が降り出した。売り場のおばさんが、傘があるから使って良いと。レインコートを持っているから、使う必要はなかった。他も色々言ってくれた。
ガイド・ツアーが始まる頃になると人が集まってきた。話は、島の隆起で始まった。昔はもっと大きかったとか。垂れ幕にこの遺跡の歴史をプリントした展示室に入り、近代までの歴史を説明してくれた。部屋の中には塚の上にお城があった頃の模型があった。La Hougue Bie石室の入口そして、石室へ。石室の中は全員が入ることが出来る程大きかった。説明の中で、このような石室でもっとも良いのはIrelandのNew Grange。次に良いのがOrkneyのMase Howと。どちらも行ったことがある私には嬉しかった。3番目はよく分からないが、ここも良いと。Mase Howみたいに文字が刻み込まれたものはなかったが、薄い線が残っていると。そして外に出ると雨が上がっていた。今度は塚の上に登り、現在残されているチャペルに入った。2室あり、一通り説明がここで終わり解散。約1時間半。後は自由に場内を回ることが出来る。石室の中の写真を撮りたかったのでもう一度入った。場内には他に先史時代の小屋やドイツ軍の地下壕があった。発掘の出土品などを展示した博物館やビデオルームテレビもあった。売店では島内の先史時代の主な遺跡の一覧と地図(無料)とガイド(有料)を手に入れた。これも目的で、最初にここを訪れた。

Mont Orgueil城次にお城へ。Mont Orgueilというお城で、海岸の崖の上に建っている。案内はなかったが、他の人に続いて防波堤の横の階段から上がった。これは裏口。表はバス道から入るように案内が出ていた。バス停からはこちらが近かったのである。ガイド・ツアーは1時間後だったので、勝手に回った。中で中世の服や鎧を着た人達がいた。色々な儀式や生活を再現しているらしい。壁づたいに上がっていくと、広いテラスに出た。風が強い。回りを眺めた所で建物の中に戻り、部屋を覗いていった。ドアからドア、階段を上っていったら、屋上に出た。眺めは良いが風が強くて、吹き飛ばされそうだ。また階段を下りて、別の部屋に入った。部屋を回っていると、一体何処にいるのやら…と分からなくなった。そうこうしている内に階段を下りたら、入ってきた廊下に出た。訳が分からなくなったので出た。それ以上の興味は湧かなかったので、ついでにお城も出た。

Faldouet Dolmenバスバスに乗ろうかと、バス停まで行ったが、次の目的地の遺跡が次のバス停との丁度中間にある。この遺跡は今朝一番に行ったLa Hougue Bieの資料にあった所。歩いて10分強くらいの筈。バスは来たが結局乗らずに歩くことに。その前に石垣に登って、海を眺めながらお昼にした。良いお天気である。そして、バス道の坂を上っていった。途中でパスを見つけた。ここを行くのか?と一旦階段を上って途中まで行った。方向が違うようなので、またバス道へ戻り、坂を上っていた。その時地図をもう一度確かめた。バス道と細い舗装道路を見間違えていることに気付いた。遺跡へは細い道路から入るようになっていた。その道までさっきのパスが近いのだ。慌てて坂を下り、パスに続く階段を上った。息が切れてきた。10分近くのロスである。バス道に案内が出ているので行き着けるが、次のバスに乗れなくなる。細い道路に出た所で、ドルメンの案内があった。その後の分かれ道にもあったので、その先は迷うことがなかった。最初の階段にもドルメンの案内も出してくれてたら良かったのに。
ドルメンは2列の石の先に丸く石が並べてあるもの。天井石も残っていた。結構大きなドルメンである。10分のロスが痛かった。慌てて回りを一周し、写真を撮るだけ撮って終わりになった。もっとゆっくり見たかったのに。

ドルメンに別れを言って、細い道路に戻った。そして、次のバス停がある庭園まで急いだ。このバス停は朝通過したので分かっていた。十分間に合った。もうちょっとドルメンをゆっくり見ても良かったのに…バスで次に降りたのは動物園。もう夕方なので、閉園間際。こんな時間に動物園で降りるのは私くらいである。動物園に行く訳ではない。別のルートのバスが10分くらいおいて出発する。1日通用券で乗ることが出来るのだ。そして、次のバスに乗って降りたのがLiving Legendという所。名前に惹かれそうだが、実はアトラクション施設で、要するに遊園地である。ここで降りたのも入るためではない。また、別のルートのバスに乗るためである。20分くらい待って、運転手と乗客ではなさそうなおじさん(ずっと運転手と話をしていた、どんな人かは不明)だけを乗せたバスが来た。このルートはSt Helierが始発・終点で西側の3分の1くらいを一周する。時計回りと逆回りがある。私が乗ろうとしたのは逆回り。こちらがSt Helierに遅く着く。この後の時計回りの方が先に着くので、運転手が何処に行くつもりか聞いてきたが、西側の海岸を回っていきたいと言ったら、OKと。これがこの日の最終バスでもある。一旦北側のGreve de Lecqという村を回って、その後西側の海岸へ出る。途中で乗ってきたカップルも後のバスの方が早く着くのに、わざわざ乗ってきた。同じ様な人がいるらしい。これで取り敢えず島を一周した。1日通用券で十分に元も取れた!

お天気は晴れ、一時雨。見学には支障がないお湿りだった。

 

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