2006.07.10 Monday

旅行記13日目:Jersey島西海岸のウォーキング

西海岸にいくつか遺跡が並んでいるので、そこを歩いて北上することにした。先ずバスで南端の灯台へ。路線バスに遅れて、昨日と同じEasyLinkを使った。片道切符である。

La SergentéCorbiere灯台という名所で、これまた干潮の時に道が出来るもの。皆そちらに向かったが、私はバス停の近くにあると書かれていたドルメンへ。程なく見つけたが、かなり崩れかかっていた。ここが出発点である。
ついでに。ここにも嘗ての砲台があったが、これが何と、現在使われている! 砲台としてではないが…管制塔みたいだったが、空港はもっと離れている。通信施設であるようだ。人もいた。
次にこのすぐ北にあるドルメン。北側の岬にある。パスの入口は分かったものの、途中で分かれ道になり、岬を回った。通り過ぎたのが分かったので、登りのパスを見つけ上がってみた。見回してみると緑色の説明板がちらっと見えたので行き着くことが出来た。丸い石室と通路である。天井石はなかった。

Standing Stone調子がよかったので、説明にはなかったが、地図にあった2つのスタンディング・ストーンを探してみようと思った。ドルメンがある岬の上から下に降りないで行けそうな道があった。ドルメンの側には住宅があり、そこから一旦道路に出て、大きなパスを見つけた。その途中で、それらしき位置で、脇のパスに入った。藪の中に入り混んだが、その先に広場があるようだったので突き進んだ。出たのは何とゴルフ場だった。行き過ぎたようなので、ゴルフ場の端を通って出ようとした。しかし、そのグリーンの中にスタンディング・ストーンを見つけた。幸いプレーをしていなかったので近寄って、慌てて離れた。もう1つはゴルフ場の外の筈だが、よく分からない。ゴルフ場(の端)をさまよい、外の崖の上に辿り着いた。下の方を見ると、それらしきものを見つけた。ゴルフ場の横からの下り道を見つけて、近づいた。ここまではまだ順調の内だった。

2つのMenhirsと1つのDolmen次のスタンディング・ストーンは砂丘の中。探したが、結局よく分からなかったので、説明書にあるメンヒルを探した。地図の位置がスタンディング・ストーンとなっているが、どうやら記述の違いらしい。しかし、砂丘の中を方向を失っていたらしくそれらしいものが見当たらない。海辺の道に沿っていた筈が、いつの間にか内陸に向かう道沿いに歩いていた。砂丘の小高い所に登って今自分がいる位置を確認した時に分かった。そしてよく眺めるとスタンディング・ストーンが見つかった。その方向に向かうと、近くに小さいドルメンもあった。これが説明書にあったメンヒルとドルメン。もう1つメンヒルがあるはずなので、回りを歩くと、あった。小さい砂丘の向こう側だった。これで納得して、海辺にある駐車場に向かった。これ以上砂丘を探しても見つからないと思ったからである。砂丘をさまよって時間も相当かかったことだし。休憩も兼ねて海を眺めながらお昼にした。

Les Mont de Grantez次は小高い丘にあるらしいドルメン。取り敢えず海沿いのパスを歩いていた。近くなった頃に位置を見入ると、ビジター・センターにもなっているタワーの手前で入る方が近いらしい。とっくに通り過ぎているが、近くのパスを入ると、行き着けるようだった。そして狭い道路沿いに家並みが並んでいる所に出た。ここまでは良かったが、どちらに歩いたらよいか分からなかった。暫く歩いて、お孫さんと散歩中の女性に会ったので聞いてみた。小さいパスがあるが入口が分かりにくいのでそこまで連れていってくれた。自宅を通り過ぎてである。自宅を通り過ぎる時、お孫さんが叫き始めたが、暫くして散歩が長いのを喜んだようで、機嫌が治った。案内もないパスだったが、この先を行けばよいと聞いてお礼を言って進んだ。真っ直ぐの筈が、途中で3つに分かれている。どちらを行けばいいか分からなかったが、上に登るので階段がある方を登った。登り切っても眺めが良いだけで、それらしいものはない。降りてもう1つの登りを登ったがやはり無い。分かれ道でウォーキング・ツアーらしき団体にあったが、彼等に聞けば良かったのに。2つ目の登りの側に保護地があったのでその中を見た。なかったが、先程の団体が私が選ばなかったパスを進んでいるのが見えた。そのパスと私のいるパスが途中で再び合流しているのが分かったので、彼等の方向に向かった。そして駐車場に出た。そこを見ると、最初に登った所からもそこに出たようだ。もう少し見回してみれば良かったのに…と思いつつ、車で来ていたおじさんが、”あの友達とはぐれたのか?”と。”違う”と答えたら”ドルメンを見たいのか?”と。”向こうにあるから、彼等の後に付いていったらいい”と言ってくれた。かなりの回り道で、30分は余計にかかったようだ。
ドルメンは石垣に囲まれていた。立派なもので、小さい石室と通路があった。天井石もほぼ残っていた。石垣の中に入ることも出来るようで、段が設けてあった。団体さんは入っていなかったが、彼等が去った後に入って、石室を覗いた。

La Hougue des Géonnais先のドルメン探しで時間を喰ったので、海辺にある”ピナクル”と呼ばれている遺跡を諦めることにした。北側にある遺跡はどうしようかと思いつつ、まだちょっと時間があるので、取り敢えず舗装道路をそちらに向かって歩いてみた。これが迷わずに、しかもフラワー・センター前のバス停に思ったより早く着いた。この分だと北側の遺跡には十分間に合いそうだった。北側の遺跡までは殆どが舗装道路を進むことになった。それが切れた所に家があり、すぐ先に案内が出ていた。
天井石はなかったが、石室に割に広い通路があった。時間もあるようだったので結構じっくり見た。本日最後となるドルメンであった。
この後、海辺の崖の上のパスを通って、昨日バスが止まったGreve de Lecqという村に出る。6時までに着けば最終のEasyLinkのバスには間に合う。1時間もかからないはずである。そして海辺のパスに出る道を進むと、行き止まり。地図では繋がっていたけど。茂みに小さいパスがあるようなので入ってみたが、違うと思った。別のパスを見逃しているようで、そこで戻って見たが、遺跡のある所に戻った。やっぱりおかしい。先のパスをもう一度進み、今度は茂みを突っ切ってみた。そうしたら、崖の上の立派なパスに出た。最初からそうしていればいいものを。何だかこの島に来てこんな事ばかりしているようだ。
このロスにもかかわらず、目的のGreve de Lecqに着いた時には最終バスまで十分に間に合う時間だった。海辺のレストランはまだやっていたので、飲み物を買って、海辺で休憩した。バス停に向かう所で、路線バスが出ていった。時刻表を確認すると、EasyLinkより遅いのがあった。あんなに慌てることもなかったのに…路線バスに乗ってみた。EasyLinkより安かった。そして無事にSt Helierに戻ることが出来た。

お天気は晴れ、一時雨。よく歩いた。

 

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