2007.02.15 Thursday
コンサート:Catriona MCKay & Chris Stout
先週の木曜日に大阪のフェニックス・ホールでコンサートがあったが、暫く仕事で手が一杯で、落ち着かなかったので書くのが遅くなってしまった。この2人は去年6月に伊丹でコンサートをやったFiddlers' Bidのメンバーでもある。 Fiddlers' Bidとは違いフィドルはChrisさんだけ。グループの時はピッタリと合ったユニゾンの演奏が聞き物だが、こちらの方はじっくり、次第に盛り上がっていく演奏が魅力的だ。Catrionaさんのハープもたっぷり聞けて良かった。他の人では聞いたことがない、ハープの力強い演奏が再び味わえたので満足している。
しかも今回はCatrionaさんのMCもたっぷりあった。楽しいおしゃべりであった。最初の頃、「私のスコティッシュ・アクセント、大丈夫?」と聞いたところ、隣のChrisさんは「僕には分からない」と返した。アンコールの時、Chrisさんがチューニング(演奏途中、次第に狂ってくるのでよくあること)をやっている途中、Catrionaさんは「彼のチューニングは”Devil's tuning”なの」と。楽器を演奏しない私には詳しいことは分からないが、ちょっと変わったチューニングらしい。彼の演奏法にも依るらしい。そして、「Chrisのは弦は4本だけど、私のは34本もある」と。数で勝負なのか?と突っ込みたかったが、Chrisさんも負けてはいないで「4本で十分だ」と。
コンサート後のサイン会はCDは買わなかったのでパスした。知り合いのハープ奏者がいたので暫く話していた。その彼女がCatrionaさんと手を比べていた。Catrionaさんの手は意外に大きくはなく、比べた彼女と殆ど同じ大きさだった。その彼女と私の手を比べても余り変わらなかった手の大きさでハープを弾く訳ではないが、指が長い方が得なような気がする。後はその才能に依るが…私は手の大きさでなく、Catrionaさんの指先を見たかった。あれだけの演奏をするので、指先は固いのでは?と思っている。こういう事にも明るく対応してくれるCatrionaさんは同姓の私から見ても素敵だと思う。勿論Chrisさんもいい人だと思うが。
会場のホールは元々クラシック用らしく、生の音響には良いホールと思われる。ただ、格調高すぎて、気軽に手拍子が出来ないような雰囲気が漂っていた。控えめに手拍子はしていたが、フォークの会場を巻き込んでの雰囲気は味わえなかった。
| taigh's owner | 音楽 | 12:16 | comments(0) | trackbacks(0) |