2006.06.30 Friday

旅行記3日目:Britain島南の港町Pooleへ

朝Victoria Coach Stationへ。Paddington駅でタクシー車にした。荷物も重いし、地下鉄電車のVictoria駅からCoach Stationはちょっと離れているためである。
National Expressバスに乗るには、必ず事前の予約が必要なので、先ずチケット売り場へ。読み方が良く分からないので、プリント・アウトした時刻表を見せて、ここまでと。Pooleはどうやら”プール”と言っているように聞こえる。どっかのガイドブックには”プーリー”と書いてあったように思ったが。

Londonから約2時間半、目的地に着くが、バス・ステーションはショッピング・センターの隣り。その辺りにツーリスト・インフォメーションは見当たらない。地図が見つからず、列車の駅の案内があったのでそちらへ向かってみる。しかし、そちらにもなかったが地図が見つかった。繁華街を通って港に面した所にあるらしい。繁華街を抜けた所で良く分からなくなり、結局2人目に聞いた人が見える所まで連れていってくれた。

1泊だが金曜日であるかな?思ったら、案外すぐに見つかった。翌日のことも色々聞いて、フェリーの予約まで入れてくれた。宿はバス・ステーションの向こうだが、その前に銀行に寄りたかったので、タクシーを断った。ところが、来た道を戻らず近道をしようとしたら、道を間違えて全く違う所へ向かっていた。戻ってみたら、かなり初めの方で道を間違えていたらしい(方向音痴ではないのだけど、たまに間違える)。

バス・ステーションを抜けて、宿のある通りに出た。該当の番地を探す内に、かなり歩いた。そして他の大きな道と合流している。どっちがその通りか分からずにいた時、側を通りかかったおばあさんに聞いたら戻れと言われてしまった。そんなバカな…そこで宿の名前を言ったら、”ああ、それならこの先”と、信号の所まで一緒に歩いてくれた。実に遠かった。バス・ステーションでタクシーを拾えば良かった。

投宿後、再び街へ。身軽になると歩きはそんなに辛くないし、道が分かっているからそんなに遠いとは思えなかった。夕方なので繁華街はゴースト・タウン並みにガラーンとしていた。港に出てみると、人が大勢いた。ツーリスト・インフォメーションでもらった地図を元にちょっと歩いてみた。港から奥に進むと自然の浜が広がっている。そこを散歩してみたが、いつまでたっても変わりばえがしないようで引き返した。側の広場には人より犬の方が多い気がした。

Poole港PooleはPoole湾の奥のPoole港にある港町で、マリン・スポーツ船も盛んなようである。Poole港にはBrownseaという小島(上記の写真左側に微かに写っている)があり、National Trustの管理下に置かれている。ここへの日帰りツアーや、Poole港をクルージングするツアーがあちこちにあった。面白そうだが、1泊では無理。帰りに寄ろうかとも考えたが、この後のスケジュールが決まってからの話だ。

お天気は晴れ、2日分歩いた気がした。

2006.06.29 Thursday

旅行記2日目:Wimbledon観戦

こんな時期にLondonに滞在するなら、Wimbledonで1日テニステニス観戦は当然のごとく考えた。チケット予約は手遅れなので、当日券を求めて名物(?)の行列に並ぶことに。

朝宿からほど近いMarble Archからの直行バスバスに乗った。事前にネットでこのバスがあることを知っていた。もっとも前回(2000年)に帰る時にここまでのバスに乗ったので、ネットで確認しただけだった。しかし、Marble Archのどの辺りにバス停があるかは不明。Victoria駅経由と分かっていたので、その方向に向かう道に行ってみた。これがアタリで、しかも、乗って殆どすぐに出発。地下鉄電車だとSouth Field駅下車で暫く歩かなければいけないが、バスはチケットを持っていない人のために列が作られている広場の入口で降ろしてくれた。

行列列に並ぶと、番号が印刷されている紙と入場/観戦にあたっての要項を渡された。番号はその通りに入ることが出来ると言うことでなく、ずるをして割り込みを防ぐためのもの。この番号はこの辺りという目印である。

そして、整理係のおじさんが、列は暫く動かないから座って待っているようにとのこと。みんなしゃがみ込んだり寝ころんだりしていた(刈り込まれた草の上である)。その時に注意事項を読んでいたら、持ち込むことが出来る荷物は1つとあった。まずい! リュックとカメラのバッグで2つだ。そこで、リュックの中にカメラのバッグを押し込んで1つにした。入ってしまえば2つになっても咎められることは無いとふんだ。周りの人は私の行動を見て分かったらしいが、誰も責める人はいない。
去年のテロの件もあるのだろうが、今回は空港にあるようなX線の荷物検査が行われていた。ボディ・チェックも。そして、無事パスした。

試合は12時からあちこちのコートで始まる。この時点で行列に並んだ人はほぼ入場している。すごい人数である。何処でどの試合が行われるかボードを眺めていると、側で2組の日本人女性達が話している。頑張って並んでNo.2コートに入場できるチケットを取ったらしいが、見るのは日本人女子の試合だけらしい。勿体ない!と叫びそうになった。

4日目なので、シングルは2回戦、ダブルスは1回戦を見ることが出来る。お目当てはおそらく1回戦を勝ち抜いているだろうOlivier Rochus君。夕方の試合になっていたので、それまで他の男子シングルスやダブルスを見た。Olivier君のお兄さんのChristopheのダブルスも近くである。あまりの人にゆっくり見ることが出来ないので、少しずつ見てあちこちさまよっていた。見た試合は、
Kohlschreiber vs Falla
Almagro/Portas vs Starace/Zovko
Niemeyer/Weiner vs Bhupathi/Waske
Bjorkman vs Dlouhy
C.Rochus/Wawrinka vs Goodall/Hutchins
Bryan/Bryan vs Delic/Kerr
Zib vs O.Rochus
そして、Henman HillでAndy Murray vs Benneteauを大型スクリーンで観戦した。
Bjorkmanは嘗てのトップクラスだが、現在もダブルスではトップクラスである。そんな人まで見ることが出来る。この時はゆっくり座ることが出来たのでついでにお昼もベンチで食べていた。(後書きなので参考までに、Bjorkmanはこの後準決勝まで進んだ。すごい!
Bryan/Bryanはトップ・ペアでトップ・シードである。こんなのを見ることが出来るなんてと数ゲームだが見に行った。双子のせいか、歩く時など同調している時がある。それも見たかった!? チェスト・バンプ(2人で向き合ってジャンプし胸を付き合わせる仕草、彼等の名物)は残念ながら見ることが出来なかったが、トップクラスの試合振りを観戦できるのは3・4日目の良いところ。Olivier君の試合が始まるので、途中で離れたが、Olivier君の試合が終わってもまだやっていた。ちょっと苦戦だったようだが、タイ・ブレークがない5セット目を11-9で終わらせていた。(最終的には優勝している。)
Christophe君のダブルスは相手が地元英国ペア。ということで応援が殆どそっち。たまに”Christophe、頑張れ”というらしい声が聞こえた。2セット目までリードしていたが、こちらも5セットまでずれ込んで、英国ペアが勝っていた。
名物のクリームかけイチゴOlivier君は6-1,6-1,6-0の楽勝。ちょっと出遅れて座れなくなったが、我慢して立っていたのを察してか、早く終わってくれた。彼は人気者になった。前回見た時は殆ど知られていなかったのだから。側のおじさんが小さい体だが、パワーがあると言っていた。自慢のストロークも決まっていた。(残念なことにこの後Hewittに負けたらしい。)

この後、口が淋しくなったのでWimbledon名物のクリームかけのイチゴを食べた。イチゴは日本のように甘くない品種である。

Henman Hillそして1度試合を見たかったMurray君。地元の人気者なので、当然センターコートかNo.1コートの試合で直に見ることは出来ない。しかし、大型スクリーンには映し出されているだろうとHenman Hillへ。Henman Hillはさすがに盛況で、座る所を探すのに苦労した。

テレビスクリーンを見ていると、Murrayのリスト・バンドがSt.Andrew's Crossをデザインしたものであることに気付いた。さすがScottishである。(このことは後にテレビでアナウンサーも言及していた。”誇り”を持っているのだろうと。) 3セット目を落とし、2-1とリードした時点で日没で翌日に順延となった。(翌日、4セット目を取り、この試合には勝った。)

ということで、他の試合も残っていたが9時近くになり、見たい試合もなくなったので帰りのバスバスに乗った。South Field駅辺りまで渋滞で、宿に戻ったのは午後11時近かった。

そしてお天気は晴れ。焼けた!

2006.06.28 Wednesday

旅行記1日目:出発、そしてLondonへ

朝6時50分に自宅を出発、去年の寝坊を反省し、時計目覚ましを2つかけていたが、1つ目で無事に起きることが出来た。もっとも、今回はフライトが1時間遅くなっていたので、そんなに早起きしなくてはいけないということではなかった。

飛行機フライトはKLM。Amsterdam(Schiphol空港)乗り継ぎ時間が僅か1時間。最低1時間半、要るんじゃなかったっけ?日本からのフライトがちょっとでも遅れたら乗れないことになる。荷物もLondonまでちゃんと届くのかも心配だった。しかし、そんなこともなく全て順調にいった。入国審査も新しいパスポートなので、過去の記録がなく、毎年英国に行っていることも問われることもなくすんなりパスした。

宿までの交通はHeathrow Express電車にした。ちょっと高いが、早いし、渋滞の心配もない。往復(1ヶ月間有効)にすると結構安くなる。その為、終着のPaddington駅から近い宿をネットで予約した。

その宿に着いたところで、玄関に貼り紙があった。2つ隣の宿でチェックインをしているとのこと。何で?? その宿でちゃんとチェックインできたが、部屋もその2つ隣の宿。この辺りはB&Bが道の両側に並んでいるので、お互い何かあった時は客を紹介したりしているようなので、予約した宿が何らかの事情があったらしい。まあ、こちらとしては予約した時の料金お金を超えなければ、泊まれたらいいと思って、深く聞かなかった。

着いた時はもう夜(と言っても空はまだ明るいが)なので、食事夕食を近くのスーパーで買ってきて、部屋で済ませ、そのまま寝た。夕食のついでに、次の日のお昼(スコーン、こちらではパンパン扱い)も買った。

お天気は晴れ曇り

2006.06.27 Tuesday

旅に出ます…

明日からまた旅行することにした。帰国は来月中旬(の予定、何が起こるか分からないので)。
今のところ取り敢えずフライト飛行機と最初の宿泊だけ確保した状態。

毎年この季節に出かけていると、今年はどうしようかと思い、(資金が不安でも)時間があるので行ってみようとなる。行かないと何だかストレスが貯まりそうで…今年はギリギリでフライト飛行機を予約したせいなのか、明日から旅行とは思えない程盛り上がっていない。飛行機に乗れば何とかなるかも。去年もそんなだった。今年はどうでしょう?

PCは重いため持っていかないので、次の書き込みは帰国後になる。
皆さま、お元気で。

2006.06.26 Monday

今日からウィンブルドン!

テニス今日からウィンブルドンが始まる。でも、テレビは日本女子中心の放送になるから、つまんない。解説がうるさいから、サブチャンネルにしよう。ダブルスはケーブルテレビでやってくれるけど…

男子のドローを見ていたら、Marat SafinとGreg Rusedskiが1回戦で対戦。お気に入りの2人が何もこんな所で対戦になることもないだろうにしょんぼり。Andy Murray君はシードのNicolas Massu(チリ)。去年は勢いで3回戦まで行ったけど…せいぜい、コード・バイオレーションを取られないように気を付けてね。Olivier Rochus君はお隣の国ベルギーのGilles Mullerという選手。知らないなー。お兄さんの Christophe君はUSAのJustin Gimelstob。どっかで聞いたような気もしないでもないけど。Paradorn SrichaphanはAgustin Calleri(アルゼンチン、テレビで見たことがあるけど、男前ですよ〜ん)と対戦。
このあたりの対戦、知らない内に過ぎていくんでしょうね。

2006.06.15 Thursday

CD:"Da Farder Ben Da Welcomer" by Fiddlers' Bid

先週、伊丹でコンサートを行ったFiddlers' Bidの2001年に発表されたアルバムCDである。コンサートの会場で買ってきた。そこで買うとメンバーのサインをもらえる特典もあった。7人がサインするため、CDの面一杯にサインが書かれている。最後のCatrionaさんは余白がなくなって、中央の透明の部分にしてくれた。先の6人は後のことは考えていないらしい。私は殆ど最後に並んでいたのだが、皆丁寧にサインしてくれた。
Da Farder Ben Da Welcomer
一応12曲入りとなっているが、1曲(?)目は僅か17秒。どんなかと言えば…羊が鳴いて走り去る足音である。お茶目である。
こちらも聞き心地が良い。自室で何かをやっているバックに流しているが、いつの間にか曲が進んでいる。(羊さん達の声も含めて)全曲46分50秒であるが、長く感じない。と言うことは、良いと言うことだと思っている。
先に買った"Naked & Bare"(2005年発表)とどちらか一方を薦めるとなったら、"Naked"が最新であり、コンサートでもこちらが中心に演奏されていたので、そちらを選ぶかも知れないが、余裕があればこちらもどうぞ、と言いたくなる。Irelandや他のScotlandの地方とはまた違ったフィドルの演奏が楽しめると思う。

2006.06.11 Sunday

庭に咲く花たち(8)

花新しく咲く花もまだ残っていた。

ピンクのミニバラは、去年間違えて切られた根が残っていたために、かえって元気になった気がする。そして、花もいっぱい咲いている。

数年前に母からもらったヒメダルマヒオウギ。ネットには”ヒメヒオウギ”となっていたが…野草で、手がいらなくてどんどん増えるとか。でも、私の庭では余り増えていない。可愛らしい花を付けるので、もうちょっと増えても良いのに。他の色もあったのに、今では濃いピンクしか咲かない。手入れをしてないが、何とか今年も咲いてくれた。

おまけのバラ。花が塊となって咲いた。もうちょっと別の茎にも咲いてくれたらいいのに、この茎に何故か集中している。
ミニバラ(ピンク)    ヒメダルマヒオウギ    薔薇の花の塊

花とは全く関係ないが、テニステニスの全仏オープン、今日が最終の男子シングルス決勝。女子のダブルスもあるが。試合は、地上波の民放で放映される模様。そして、ジュニアの男子ダブルスで日本人の男の子が優勝した。シングルスも健闘していた。ジュニアだろうと何だろうとかまわないが、こんな事が続いてくれて、男子の試合やダブルスの放送がもう少し増えてくれると良いのだが。

2006.06.06 Tuesday

コンサート;Fiddler's Bid

伊丹アイフォニックホールで行われたコンサートに行って来た。チケット発売日に予約を入れたので1列目の中央近くに座ることが出来た。おかげでミュージシャンにかぶりつき状態(と言っても変なことはしていないですよ)。
バンドメンバー7人の内、4人がフィドラー。この4人がユニゾンで演奏するのを生で聞く訳だから、感心しない訳がない。生ではちょっとぐらい狂う時もあるのではないか?と思うのだが、全く崩れない。天才的である。途中、後ろにいたギターが弦を取り替えていたのは愛嬌だ。それに気付いた4人が近くに行って次のフレーズに入る間も小さめに演奏しながら、ギターを取り囲んでいた。
紅一点のCatrionna Mckayさんのハープのソロに入る時、”ベースとギターは今度はいらないんだ”とChris Stoutさんが言うと2人が”そうか”という風にステージから去るのだが、Chrisさんは”No problem”と。そして”フィドルも不要なんだよ”と言って4人も去っていった。こんな風にユーモアも交えていた。ちょっとした日本語や大阪弁なども披露していた。
心地よく、時には力強い演奏を聴きながら、楽しい楽しい時をもらった嬉しい
コンサートの後で、最近よく行われるメンバーによるサイン会。もう1つのアルバムCDを買って、私ももらった。日本スコットランド協会関西支部も物販を行っていたので、そちらもやっていたが、殆ど他のスタッフに任せていた。スミマセン。預かっていた絵葉書は結構出ていたが、私の本はコンサートの隣の席の人が同情で買ったくれただけ。”シェトランドの記述あり”としていても、押しが弱かったのかな。コンサートで読み物読書を売るのはやはり難しいらしいことが分かった。次からは荷物を押さえよう、という反省をしている。

2006.06.01 Thursday

続・全仏オープン

テニス今は4日目をやっている。シングルスは2回戦、ダブルスは1回戦。
私が応援している選手達の中で3回戦に進んだのはOlivier Rochus(ベルギー)だけ。お兄さんのChristophe Rochusは1回戦を勝ち進んで、2回戦の試合待ち。Olivier君はダブルスも1回戦で勝っている。パートナーはMichael Llodra(フランス)で昨年の(ダブルスの)ファイナルMasters Cupにも出場しているダブルスの名手である。

ちなみに1回戦を勝ち進んで2回戦で負けたのはTim Henman。後の皆さん(Andy Murray, Marat Safin, Greg Rusedski, Paradorn Srichaphan)は1回戦敗退となってしまった。淋しいなー。まあ、シードが付いているのがOlivier君だけなので、仕方ないと言えば仕方ないのだが。

ついでに、去年のMasters Cupを見た時にそのテクニックが気に入ったフランスのFabrice Santoroもパートナーが同じくMasters Cupに出ていたNenad Zimonjic(セルビア&モンテネグロ)にもかかわらず1回戦で負けていた。ダブルスはこんな事も多いので、何が起こるか最後まで分からない。まだ試合がないMurray君やRusedski君もダブルスで勝ち進むこともあり得るかも知れない。

Olivier君が勝ち進まない限り、この全仏オープンの話題は続かない気がする。
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