2005.11.20 Sunday
講演会:イングランド「ケルト」紀行
日本スコットランド協会関西支部の恒例となっている秋の講演会が本日行われた。場所は例年使っていたサントリー山崎蒸留所の施設が改装工事中ということで、急遽空いている所を探した。うまい具合に大きさ・設備・駅から近い所が見つかり、無事行うことができた。週間予報で雨となっていたのに、2〜3日前から曇りに代わり、結局晴れのお天気となり、私はチャリで会場に駆けつけた。ちょっと寒かった。講師は武部好伸さん。JSSではすっかりお馴染みの方である。話は大阪弁を交えて、今年行かれたイングランドのコーンウォール地方を中心としたお話しだった。その話に入る前に、最近「島のケルト人は存在しなかった」という学説が出てきていると言うことをお話しされていた。その中に科学的根拠として現在のケルト文化圏の人と大陸で発見されたケルトの遺跡に残っていた人のDNAを比較した所、同じ民族であることを示すものがなかったというのがあった。それじゃ、今の島のケルト文化圏の人びとはどこから来たのか?ということで、まだまだ科学的調査が進められていると言うことであった。数千年前のこと、それを知ってどうなる?と言うこともあるけど、人間の探求心はどこを見ても終わらないらしい。
| taigh's owner | 文化 | 20:33 | - | trackbacks(1) |