2005.10.30 Sunday
昨日と今日、京都の御池通地下街(ゼスト)でケルティック・フェスティバルが行われた。今日だけだが行って来た。本の行商を兼ねてである。今年が第1回とあって、協力団体への連絡などがうまくいかなかった点もかなりあったようだが、大きなトラブルもなくなんとか終わったようだ。地上でパレードもあったが、書籍販売をやっていたので、見なかった。日本人ばかりだった、と奥さんが外国人らしき男性が言っていた。交通規制をこの観光シーズンにやるのを京都市が渋ったという裏話も聞いた。夕方に近くのパブ&レストランHill Of Taraのアイリッシュ・ミュージック・セッションで締めるということだったが、何だか疲れて、そちらはパスしてきた。
書籍販売の隣ではアイリッシュ・ウィスキーの試飲(無料)が行われ、ケルトの地であるアイルランド・スコットランド・ウェールズの観光ガイド(無料)を配布していた。ガイドの方は一通り頂いてきた。販売物は書籍のみで、CDはないの?と聞いてくる人が数人いた。来年の参考にと、CDとDVDも扱ってみたら?という助言をしてきた。その他に、ケルトデザインの物を置いたらいいのに…。色々置いたら、地下商店街の営業妨害と言われるかも知れないが、他でなかなか見つからない物なので妨害とは思わないけど。本も実はそういわれていたが、書店で見つけにくいのが多かったので、まあまあなのではなかったか?私の本を買ったおじさんが去った後、ゼストの人が来て「何か言われた?」と聞いてきた。「スコットランドに興味を持ち始めた」「これなら(私の本のこと)気軽に読める」とか言っていたと答えると、「あの人、チェーンの本屋の社長なんです」と。営業妨害と言われたかも知れないと心配したらしい。本屋の社長がこんな所で本を買っていくのも不思議だ
すぐ近くの地下街の広場では、アイリッシュ・ダンス、スコティッシュ・ダンスの演習の他、よさこい踊りや能も行われた。演習の参加者が心配されていたが、十分に集まっていたようだ。取り敢えず、来年もやる方向らしい。ハロウィーンに合わせた時期と思われる。今度は3ヶ月前くらいには連絡を取ってもらえるようにお願いしてきた。
2005.10.21 Friday
今日The Scotsmanのサイトを見ていたら、modのレポートがあるという。すっかり忘れていた。この時期に行われることは知っていたが、日付も知っていたのに行われていることに気付かなかった。今日が最終日らしい。今年はどんな人達が優勝したのだろうか。
modとはゲール語による音楽の大会とでも言ったらいいのか…歌ばかりでなく、詩の朗読の他、バグパイプ・フィドル・クラサッハ(ケルティック・ハープ)等の演奏のコンテストもある。演奏手段によるほか、年齢やソロ・グループ別にあり、また、歌でも課題曲と自由曲などかなりの数の部門があり、それぞれの3位までの結果がサイトに載せられている。
今行われているのはNational modであるが、それに先立ち(?)Local modが9月に各地で行われている。Nationalの方は毎年開催地が変わるが、今年はLewis島のStornowayで行われている。会場を示す地図がやけに懐かしく感じた。
残念ながら、このコンテストの様子はビデオでさえ見たことがなく、実際にどんなものかは分かっていない。見に行っても、自分が何らかの演奏をやっていないとウロウロして終わってしまいそうだ。ただ、100回目がObanで2年前に行われたが、その時の歌総合部門で金賞を受賞した男性のDarren MacLean君の歌を去年聞くことができた。やはり上手かった。それに、愛すべきキャラクターと言おうか、おしゃべりも楽しかった。あちこちのコンテストでもよく名前を見かける。今年も出ているのだろうか。
2005.10.15 Saturday
日本アイルランド協会が例年開催している講座に行ってきた。毎年秋に3回行われているもので、今日はその1回目だった。「アイルランド民謡」となっていたので聞いてみようと。18世紀くらいからの話であったが、最後1990年代に入ると、殆ど話がなかったように感じた。その後の状況を聞きたかったのに。何だか、現代になると時間が無くて端折られる中学・高校の歴史の時間みたいだった。完全なフォークか、新しいフォーク/ロックは紹介されたが、Daniel O'Donnelみたいなポップな領域のものがあることさえ語られなかった(彼もアイルランド民謡をいっぱい歌っています)。ここまでいくとマニアックになってしまうようで、質問は控えたが、不完全燃焼で帰ってきた。来週もあるが、余り行く気はしていない。
私がアイルランド音楽に興味を持つきっかけを作ったのがChris de Burgh(やっぱり講座では名前も出なかった)で、今日は彼の誕生日である。1948年生まれだから、57歳。ちょっと前にファン・クラブから会報が届いた。まだまだ彼も頑張っているのに、忘れられている。日本でかかるのが"Lady in Red"くらい…他にも良い曲がたくさんあるのに、どうしようもない状態。と言いながら、本編の彼のページの更新を怠っている。そろそろ他のミュージシャンと共にアップを考えねば!