2010.06.27 Sunday

2010年夏の旅10日目:ObanからTiree島へ

私にとっては未知の島Tireeへ到着。先ずは島の様子を知るために、ホテルから島最大の村Scarinishも訪れた。 朝はフェリーにも余裕で乗ることができた。フェリーの中では最初の頃は回りの島の様子を眺めていた。Mull島と対岸の本土の間を通るので、揺れも少ない。お天気がイマイチだったので、船室に戻り、本を読んだり、寝たりしていた。その内に揺れがひどくなり、外洋に出たことが分かった。間もなく最初の寄港地Coll島に着いた。Isle of Coll from ferry当初の予定ではこの島にも泊まるつもりだった。しかし宿が確保できなくて、Oban島から日帰りで訪れようと変更した。ところがKilmartinでの宿泊が難しくなって、ObanとKilmartinの宿泊を入れ替えたために日帰りも出来なくなった。Tiree島には行くので、その途中、この島を垣間見ることが出来るからそちらで済ませることにした。港は村から外れている。回りには何もなかった。淋しい所に思えるかも知れないが、それなりに面白い所でもあるようだ。

Coll島から約1時間でTiree島に到着。泊まるホテルが、長い砂浜の真ん中辺りに見えた。遠い…普通に歩いても1時間かかる所なのに。港にタクシーがいることを期待していた。到着して回りを見ても何もない。港から一番近いそして島最大の村Scarinishへ取り敢えず向かってみようと思った。その途中で島在住の家族に有り難く拾ってもらうことができた。ホテルに言っておけば迎えを寄こしてくれるようなことを教えてくれた。島の事情をよく見ていなかったので、そこまで気が回らなかった。

ホテルでチェック・インをしようとしたら、宿泊名簿に見あたらないと。そんなことはない筈。それでどこかに電話していた。ちゃんと部屋はあった。迷路みたいな階段と廊下を通って、入った時、部屋があまりにちゃちだった。ホテルなのである。確かに窓から綺麗な海は見えるのだが、バスルームが遠い。部屋から1つドアを通り、L字型の通路を通り、更にもう1つドアがある。そこがバスルーム。しかも部屋に鏡がないので、その遠いバスルームまで行かないとお化粧が出来ないことになる。おまけにバスタブしかないので、髪を洗いにくい。旅行用の折りたたみシャワー(?)があると聞いていたが、出発前に見つけることが出来なかった。島の事情でトイレのタンクの水が溜まりにくいとあった。ティ・セットも貧弱だし、テーブルがないので、お茶もゆっくり飲むことが出来ない。テレビのリモコンもない(リモコンを持って帰る人がいるので置いてないことがたまにある)ので、寝る時に消すためにまたベッドを出ないとならない。そんなこんなで、不満だらけの部屋は今回の中で一番高いのだから、暴利としか思えなくなった。島に宿泊施設が少ないのも原因かも知れないが。もう1つのホテルScarinish Hotelはどうなのだろう?向こうが£10高いのでこちらにしたのだが。

ホテルの回りには何もないので、Scarinishまで歩いていった。ホテルの情報によると、Gott Bay and Beachこの村には思ったより色々あるらしい。そこまでにはGott Bay沿いに砂浜が広がっている。この島では風が強いのでカイト・サーフィンなどのマリン・スポーツが盛んらしい。風が強い今日もそんな光景が見られた。そんな砂浜を歩いていたら、いつの間にか道路に戻ることが出来なくなっていた。小さな砂丘を迷い、小川を越え、Scarinishのちょっと手前でやっとゲートを抜けて道に出た。Scarinish村の手前に警察署があった。その先に銀行が見えた。ここではキャッシュ・マシンがないとか。その横にコープがあった。日曜日なのでお休みかと思ったら、電気がついて出入りしている人達もいた。有り難い。これで夕食を確保できる。営業時間が分からなかったが、普通に開いているようだ。その向こうにHeritage Centreがあった。火・金曜日だけの短い開館だ。博物館ってここのこと?他にそれらしい所は見あたらなかった。買い物も済ませたので、その先に海を眺めることが出来るらしいのでそちらに。岩場だったが、風除けになる所で休憩。その後、港にあるギャラリー(閉館中)に回って、その先を風景を眺めた。そこからフェリー乗り場の方向を眺めると、ケルト・クロスが見えた。

そのケルト・クロスまで。草原の中にその方向の獣道を見つけそちらを進んだ。ケルト・クロスは戦争記念碑で、そこから回りを見渡すことが出来る。側の道路がフェリー乗り場からのもので、その先にT字路があり、左に行けばScarinish、右に行けば泊まっているホテルの方向だ。その辺りは既に車に乗っていたので気付かなかったが、フェリー乗り場からT字路までも結構距離があることが分かった。Tiree島初日はこれで程々にして、その道路を歩いて宿に向かった。迷った辺りの砂浜の脇まで進んだ時、おばさんが乗せてくれた。この島の人は親切だ。

明日はObanで買ったWalking Guideを参考にして島の北海岸にある遺跡を尋ねてみようと思っている。

歩数は16706。拾ってもらった分、少なくなったかも知れないが、それでも十分歩いている。

 

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