2006.07.05 Wednesday

旅行記8日目:Sark島へ日帰り

2泊延ばした内の1日をまた、別の島へ行くことにした。近いから最初にHerm島に行ったのだが、ガイドブックの写真を見た時、Sark島にも行ってみたいと思ったのだ。おそらくChannel諸島には再訪しないだろうから、この際行っておこうと考えた。

朝6時頃目覚めた時はかなり雨雨が降っていた。8時出発の船船は3ポンド安くなるので、それに乗ることも考えたが、その頃にも雨は小降りになっていたが続いていた。雨でも船は出るが、こちらの気が重くなったのである。8時半を過ぎた頃には雨が上がったので、9:45発の平常料金の便に乗ることにした。
夕方の帰りは時間を指定しないといけない。当然一日Sark島で過ごそうと考えているので遅い6時の便を予約した。港で船を待っていると、2日前に会ったドイツ人のご夫婦にまた会った。似たような行動らしい。この後Jersey島にも行くらしい。

乗船時間は55分。港から中心の村まで10分くらい、坂を登る。村の入口では馬馬車が観光客目当てに数台待ちかまえていた。名物でもあるらしい。サイクリングも盛んである。島では車車は1台もない。荷物運搬にはトラクターが使われている。観光客は馬車に乗るか、チャリに乗るか、歩くしかないのである。私は敢えて歩いた。ちょっとハードだったが。

La Coupee'先ず向かったのはLittle Sarkと呼ばれる島の南側。SarkとLittle Sarkは地続きであるが、そのままでは通行できるような地形ではなかった。そこで崖の上の尾根に道を造っている。一見、万里の長城かと思わせる。これが結構観光名物になり、写真を見るとつい行きたくなったのだ。前後が坂になっている道で、チャリだったら飛ばしそう…と思っていると、自転車の乗車は禁止されていた。
ここからの眺めはよいはずだが、朝の雨でもやがかかっていて、遠くの海は霞んでいた。崖の下ははっきり見えていた。少々残念である。

old mineLittle Sarkには鉱山跡があるらしい。ついでにどんなものかと見ようと思った。道が行き止まりになっていたが、その先に2人の女性がパスを入って行ったのが分かった。後に続いたが、途中で道が分かれている。適当に進むと、崖の上で行き止まり。景色だけ眺めて戻る途中、もう1つの分かれ道を入った。こちらも行き止まりだったが、そこに小さいドルメンがあった。儲けた気分。本道らしきパスを進むと、どんどん下へ下っていく。鉱山はない。そして先の女性達が休憩している所に行き当たった。その先は、緊急避難用と思われる船着き場になっていた。殆ど崖である。仕方なく休憩、昼食にしてまた登って戻った。パスを出る頃に、鉱山跡と思われる円柱形の塔を見つけた。道路に出て、水溜まりのあった柵の入口がそのパスだった。近くまで行ってみているともう1つ塔があり、更に下の方に形が違う塔がもう1つ見つかった。全部で3つあるとあったので、正解である。下の塔に近づこうとしたけど、無理だった。そこまで崖の上のパスを景色を眺めながら回った。

Sark島西海岸中心の村まで戻り、今度は西側の海岸へ向かった。この島は村を中心に南北東西に道が分かれている。Herm島のように、島を一周する道はない。
目印は何かの記念碑。途中に、Duck Pondがあるが、本当に鴨の一群がいた。ひな鳥もいた。皆通りがかりの人が覗き込んでいた。結構分かり易かった。先の岬の上まで行って、休憩した。西側にはもう1つ小さな島があり、その頂上に十字架らしき物が立っていた。この時気が付いたのだが、いつの間にか青空になっていた。
また、すぐ北側の小さな入江は砂浜になっていて、沖にはレジャー・ボートが係留されていた。Channel諸島はどこもマリン・レジャーが盛んなようだ。お金持ちの島と思ってしまう。

Sark島北海岸そして、余り時間はなかったが、取り敢えず島の北に向かってみた。左側に広大な庭園(有料)があるらしいが、見る余裕はない。木立の中の道を進むと、道路は行き止まり。その先は開けていた。パスがあり、先端まで15分くらいかかるとあった。そこまでは行けそうもないが、先が見える程の所まで行って、戻った。かなり急ぎ足である。村に戻ってもまだ港まで時間がかかる。結局、着いた時は結構余裕があり、港の回りを彷徨いて、海水浴場(?)まで発見した。港は荷物運搬のトラクターで賑やかだった。下船している人の中にはスーパーの大きな袋を抱えた人もいた。買い出しに出かけていたらしい。島内にはホテルも何件かあるので泊まる人もいる。そんな人達と入れ違いに、船に乗ってGuernsey島に戻った。

お天気は雨のち曇り、のち晴れ。今回、お天気に関しては運が良いらしい。

(追伸)
St Peter Portに戻った後、現金お金が足りなくなるのでキャッシュ・カードで現金を引き出した。出てきたのは全てGuernsey札。後2日しかいないのにこんなに使えない、と思ったが、宿代の支払いで使えば何とかなる。この島では独自のお札が流通している。まだ1ポンド札もある。Jersey札もこの島でもらったのでChannel諸島内ではGuernsey札が使えるようだが。

 

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