2007.10.13 Saturday

公開講座:2007年第2回〜「アイルランドを中心としたハープの歴史」

2回目のこの講座も行ってきた。午前中1時間以上もかかる所に打ち合わせに行ってきて、30分近く遅れたが大体のところは聞くことができた。 ハープの起源ははっきりしないが、その形の元となる各地からの出土品の写真を紹介しながら歴史的な変遷を紹介していた。最初のころは婉曲した木に弦を張った三日月状の形で、今ほどがっちりしたものではなかったらしい。今のように半音の調節もなかった。そこから、ハープとリラ(日本では竪琴と訳されている)に分かれたとのこと。

半音の音が取り入れられるにしたがって、2列・3列に弦を張ったハープが登場してきた。2弦(ダブル・ハープ)は片方が半音を出す弦で、3列のもの(トリプル・ハープ)は中央が半音の音を出す弦である。トリプル・ハープはナポリ人が発明したが、現在ウェルシュ・ハープとして定着しているそうだ。ウェルシュ・ハープが難しいと聞いていたが、そんな形だっただからか…と納得した。また、弦が交差しているものもある。スペインで使われていたものが南米に渡っていってアルパと呼ばれるようになった。(アルパはharpの頭の"h"を発音しないため。)

さらに半音を簡単に(?)出すことができるようにペダル・ハープが発明された。それは現在グランド・ハープと総称で呼ばれ、ほとんどがオーケストラなどのクラシックの演奏で使われている。

時折演奏をはさんでのお話が、気分を和らげた。午前中の打ち合わせでムシャクシャしていたのが少し落ち着いた(問題は解決した訳ではなかったのだが)。

 

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