2010.07.13 Tuesday

2010年夏の旅26日目:Glasgow〜Ailsa Craig Boat Trip (from Girvan)

Arran島南にぽつんと浮かぶ様にある小島Ailsa Craigへのボートツアーに参加してきた。以前から気になっていたこの小島は全体が自然保護区で無人島なのだが、Girvanからのボートツアーがあると聞いて、Glasgowから日帰りで参加できると知って行ってきた。 朝からお天気は良く、Ailsa CraigがあるAyrshire辺りも良いと分かったので、とりあえずツアーが出発するGirvanに行くことにした。朝9時12分のGlasgow Central Station発の電車(直行)で行けば十分に間に合う。朝食(とっても貧弱だった)は7時から出来るのが助かった。切符を買う時、この電車で行けるはずなのに、11時発のAyr乗り換えと言われた。時間指定の切符ではないので、別の列車でも乗ることが出来る。電光掲示板の表示を見ると、ちゃんと9時12分発のホームが示されていた。列車は既に乗ることが出来る状態だったが、誰も乗っていなかったので不安になる駅員に確認したが、やはりそれで良かった。時間近くになると、数人の人が乗ってきたので何となく安心した。Ayr乗り換えもなく、予定通りにGirvanに到着。帰りの電車を確認した。時刻表が複雑で、帰りの電車がよく分からなかったからだ。地元の駅ではもっとわかりやすい。17時以降で見ると、Ayr乗り換えでGlasgowに戻ることが出来る様だ。

Ailsa Craigボートツアーの時間は事前に問い合わせていたので、13時発は知っていた。しかし、予約はしていなかった。いつ参加できるか未定だったからだ。地図と以前に街を訪れた時の記憶を頼りに港に着いた。ボートツアーのことは看板が出ていて分かったが、電話番号しか書いていない。携帯はないし、電話での会話は無理なので、飛び込み参加が可能か知りたかった。港にあった地図を見るとインフォメーションがあるとなっていた。ツーリスト・インフォメーションかと思ってその辺りを探したが見つからなかった。ツーリスト・インフォメーションなら代わりに予約を入れてくれるかもしれなかったからだが、これでツアーのことは分からなくなってしまった。まだ時間は十分にあったので、再び港へ行って、その先の海岸から目的のAilsa Craigを眺め、灯台がある防波堤の先まで散歩した。時間はまだあったがツアーの名前を確認したボートが係留されている近くのテラスで休憩していた。その内、ツアーに参加する様な人も集まってきた。

出発時間近くになると、ボートが移動し、そちらの方に人が移動していた。その人達について行った。ツアーの定員は12人。それ以上の人がいた。数人の人がボートに乗り込んでいた。私も乗る様に言われたが、予約をしていないが大丈夫か尋ねたらOKだから、乗る様に言われた。やって来た人みんな乗った。14人の客にスタッフ2人、定員オーバー?しかし、船のベンチには十分座ることが出来たので、12人をちょっと超したくらいのでは良いのだろう。何の問題もない様に、港を出て一路Ailsa Craigに向かった。しばらく進んだ時、前に寝ころんでいたおじさん(スタッフ)が起きて、前方を指さした。クジラがいるという。2年前のSt Kildaの帰りにクジラといわれ見るとイルカだったが、今回は正真正銘グジラだった。Whalesしかも、指さした方だけでなく、別の所にも背びれが現れた。St Kildaの帰りでは、その後1頭のクジラには遭遇していたが、今回は複数いた。同じような背びれだったので、同じ種類?その内そんな背びれが、船の回りに現れた。どうやらクジラの群れに遭遇したらしい。エンジンを止めてしばらくクジラの群れをしばらく眺めた。1頭のクジラは船の横を水面近くで通った。みんな興奮してしまった。群れの外に出たと思って、再びエンジンをかけて出発。しかしまだ先に別のクジラがいた。そのクジラは、船に体当たりするのではと思う程近づいて、側を通っていった。その時は、水面下に体が見える程だった。まだ、目的のAilsa Craigには到達していないのに、ツアーが盛り上がっていた。

やっと、Ailsa Craigに到着。船がつけられるのは嘗ての船着き場で、そこには線路があった。この島は嘗て、石を切り出していて、その石を運んで船に乗せる時にこの線路を使っていたらしい。上陸は30分といわれた。4時間のツアーなので、聞き間違い?と思ったが、やはり聞いたとおりだった。聞き間違いかもしれないが、他の人を見て引き上げようと、注意していた。上陸後は自由行動だが、石がゴロゴロしているので、普通に歩くことが出来る所は限られていた。Ailsa Craig Lighthouse島の建物は殆どが廃虚だが、現役で使われているのは灯台のみ。しかもその電源は太陽光なので、完全無人である。親子で参加していたお父さんが、沖にイルカがいるというので、大きな石がゴロゴロしている浜辺まで行って確認した。写真に撮れない程遠かった。その後、歩きやすい所(道があった)を南側に進んだ。Ruins at Ailsa Craigその向こうにも人がいたので、時間的に大丈夫と思ったのだ。しかし、先は長いので途中で引き返した。その頃に、他の人も引き上げ始めていた。帰り道はちょっとだけ変えた。嘗てのお店だった窓にはちょっとした飾りがあった。そうやって、30分の上陸を楽しんだ。

そのまま、Girvanに戻るのかと思ったら、島を一周した。出発する前に、高速ボートのツアーが到着。こちらは海水を被るし、高くて完全予約制なので参加したことはない。高速ボートのツアーでは上陸はしない様だった。Railway of Ailsa Craig島を回り始めた時、線路が向こうにも回っていることに気づいた。石をその辺りからも切り出していたらしい。線路の先には変わった形のものがあった。地図で確認するとFog Horn、つまり霧笛である。確かにそんな形のラッパ状のものが付いていた。更に回ると何もなかったが、その代わりに水鳥たちが沢山いた。その中に、ここの象徴になりつつあるパフィンが水面に浮いていた。他にはガネットやカモメもいる。更に回ると洞窟があり、その後に南側のFog Hornが見えてきた。これは、行きに島に近づいた際、私はスタックと勘違いしていたものだ。その時写真を撮ろうとしたが、直ぐに隠れていたので、残念に思っていたのだ。それがまさか人工のものとは思っていなかった。島にこれだけ沢山の人工物があると思っていなかった。そして、灯台近くまで戻った。その後は一路Girvanへ。かなり飛ばしていた。そのため、前から海水が飛んできていた。私は左側に座っていたが、右側の方がひどかった様で、そちらに座っていた人たちは中央に避難していた。私はそのまま座っていたが、服は海水で次第に濡れていった。翌々日には帰国するので、このままでももういいや、とそのまま何もしなかった。
Ailsa Craig South-West Side Ailsa Craig South Side with a Fog Horn

Girvan到着時に、ツアーの料金を払った。事前に確認していなかったが、現金が足りなくなる様な金額とは思えなかったので、不安はなかった。料金は£20。£20紙幣1枚で済んだ。到着は5時前だったので、帰りの電車には間に合う。駅に着くと既に電車が止まっていた。Girvan発、Ayr終着の電車である。Ayrでは同じホームに止まっていた電車に乗ろうとしたが、とりあえずそこにいた駅員に確認した。間違いはなく、乗客は多かったが、座席を確保して座った。車外を眺めていると、行きと帰りの路線が違うことに気づいた。帰りの方が早い様な気がした。Glasgowに7時10分過ぎに到着。なんだか疲れて、夕食(宿には内緒)を買って宿に戻った。これで、今回の旅の目的は殆ど終わり。明日のEdinburgh移動後に見学できる時間があればいいのだが。

歩数は16655。GirvanとGlasgow、Ailsa Craig上陸での合計になる。程々の歩数である。

 

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