2012.08.17 Friday

CD:The Band From Rockall/Calum and Rory Macdonald

この4月に発表され、7月に入手したCDである。Runrigの多くの曲を書いているMcdonald兄弟のソロ・プロジェクトのアルバムである。曲はまさにRunrigだが、全体的に素朴な感じだ。

そして、タイトルの”Rockall”って? 実は”Rockall”を文字面だけ見て、彼ら(Macdonald兄弟)の造語かと思っていた。彼らが書く曲は殆ど好きなので、このアルバムもタイトルの意味も気にせずに注文した。品物が届いて、ジャケットを読んだ時、”Rockall”が実際にある地名だと知った。大西洋にどの陸地からも離れてポツンと突き出した岩である。それで、実際の場所を航空写真で確かめ、ウィキペディア(日本語)で調べてみた。その内容は彼らのサイトにも挙げてあった。
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Rockall(ロッコール)は露出した岩で、Scotland本島の西300マイル(約480km)、St KildaやOuter Hebridesからは250マイル(約400km)にあります。Rockallの領有権は数世紀に渡ってDenmark、Iceland、Ireland、英国の間で争われてきましたが、1950年代に英国領土の付属となりました。この岩はヨーロッパの最も西になります。
(注:英国領となったのは、この岩が島でなく単なる岩であると認めたからだそうです。岩と認めることによって、周りの浅い(と言っても水深200m内ですが)エリアが大陸棚とはならないからだそうです。詳しくはウィキペディアを見てください。)
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そして、この岩に関して彼らは、こんな事を付け加えている。
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Rockallはこのプロジェクトを象徴するものとして最適で、ちらりと見え隠れする本質の場所です。この岩はHebridesとアメリカのほぼ中間にあります。そして、ロックン・ロールとceilidh house(歌とダンスを行う集会場、彼らの音楽の原点)の中間でもあります。
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このタイトルトラックの歌詞を見ると、彼らが育ったNorth Uistでの思い出が語られているような気がする。夏の海辺に立っていると海の方から”音”が流れてくると言ったような歌詞だ。その”音”がRockallから流れてきたみたいに思えたらしい。手前にSt Kildaがあるが、見えない所からなのでRockallになった?(St Kildaはお天気が良ければNorth Uistから見えるため?)

アルバム全体は、先に書いたように素朴な感じで、たまに、これってデモ用の録音?と思うくらい、バックの音がシンプルである。全曲のリード・ボーカルはRoryさん。彼のボーカルは元々好きなので、ほんのりとしながら聞いている。

 

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